各地で事故が相次いでいます。北見市では無理な追い越しをしようとしたワゴン車が大型トレーラーと衝突し男性が死亡しました。
27日午前8時ごろ、北見市留辺蘂町の国道242号で、ワゴン車が右折待ちをしていた乗用車を右側から追い越そうとして対向車線にはみ出し、向かってきた大型トレーラーと衝突しました。この事故でワゴン車を運転していた北見市留辺蘂町の会社員、金内正一さん52歳が死亡しました。トレーラーの男性にけがはありませんでした。また午後2時前には、岩見沢市栗沢町で、雪にスリップしたとみられる乗用車が対向車線にはみ出し大型トラックと衝突し、乗用車の男性が意識不明の重体です。
交通機関にも大きな影響が出ています。JRでは特急を含む100本以上が運休しました。
JR北海道によりますと、日高線の苫小牧・様似間、室蘭線の苫小牧・長万部間と東室蘭・室蘭間、函館線の長万部・倶知安間や江差線の木古内・江差間で運転が見合わせとなり、特急27本を含む、109本の運休が決まっています。この運休により、およそ7050人に影響が出ました。予定の列車に乗れなかった乗客は「11月だから雪も大したことないだろうと思っていたので驚き」「あす予定が入っているので、それまでに帰らないと」と困惑していました。空の便にも乱れが出ています。新千歳空港事務所によりますと、午後3時現在で本州と新千歳を結ぶ発着便など、合わせて69便が欠航を決めたということです。
北海道電力は27日午前会見を開き、停電の原因は雪による可能性が高いと説明しました。また、登別では送電線の鉄塔が倒壊したため、停電が27日夜いっぱい続く可能性があることがわかりました。
北電によりますと、室蘭市を中心に午前6時前から停電が確認され、午後2時現在、全道およそ5万6000世帯で停電しました。これを受け北電は、午前11時から会見を開き原因などを説明しました。会見で担当者は「おそらく雪害によるものと想定している。何時とまでは申し上げられない。いまは最大限、復旧に向け努力している」と理解を求めました。また、登別市では送電線の鉄塔1基が倒壊していたことがわかりました。北電によりますと、この影響などで午後3時45分現在も胆振管内で停電が続いています。復旧の見通しは立っておらず、27日夜いっぱい停電が続く可能性が高いということです。
27日は、道南や道央を中心に大荒れの天気となっています。室蘭市などではあわせて5万6000世帯以上が停電するなど、市民の生活に影響が出ています。
発達中の低気圧の影響で、道内は胆振・日高地方を中心に大荒れの天気となっています。北電によりますと、強風の被害などで午後2時現在、室蘭市や周辺の市の広い範囲であわせて5万6000世帯あまりが停電しています。さらに、室蘭市役所で一時停電したほか登別市役所では午後3時45分現在も停電し、電話が不通になるなど行政機能がマヒしています。市の職員は「役所に入って約35年ぐらいだが、このような状況は初めて。パソコンが動かせないので、完全に窓口で市民の対応ができない」と困惑。売店の女性も懐中電灯で照らしながら営業し「レジも使えないので「正」の字を書いています」と話していました。また、室蘭市では住宅の屋根が飛ぶ被害などが出ていて、消防にはおよそ130件の通報が寄せられています。さらに、市立室蘭総合病院や日鋼記念病院などは、停電により外来の診察を休止しました。市立室蘭総合病院の東海林哲郎院長は「非常電源があるので、非常電源の中で対応する。予定の手術は、きょうは休みにしている」と話しました。また、室蘭市と登別市は、すべての小中学校が停電のため、臨時休校の措置をとっています。新ひだか町では強風のため70代の男性が転倒し腰の骨を折る重傷です。
27日は道南や道央を中心に大荒れの天気となっています。室蘭市などでは停電が相次ぎ、市民の生活に影響が出ています。
発達中の低気圧の影響で、道内は胆振・日高地方を中心に大荒れの天気となっています。北電によりますと、27日午前11時現在、室蘭市や周辺の市の広い範囲であわせて4万1000世帯あまりが停電しています。室蘭市や登別市などでは信号も消えていて、復旧のめどは立っていません。室蘭市では住宅の屋根が飛ぶ被害などが出ていて、消防にはおよそ130件の通報が寄せられています。室蘭市と登別市はすべての小中学校が停電のため、臨時休校の措置をとったほか病院も診察を休止するなど市民生活に大きな影響が出ています。
27日未明、北斗市の食品販売会社の事務所から現金およそ700万円が入った金庫が盗まれる事件がありました。
27日午前1時ごろ、北斗市清水川の食品販売会社「松田商店」の事務所で、自動通報システムのアラームが作動しました。警察が調べたところ、正面玄関や室内のドアのガラスが割られていて、事務所の奥にあった現金およそ700万円が入った金庫がなくなっていました。事務所には前日の午後6時半に関係者が退社して以降誰もいませんでした。金庫は、アラームが鳴って警備員や警察が駆け付けた10分あまりの間に盗まれていることから、警察は防犯システムの事情に詳しい人物による犯行の可能性もあるとみて調べています。
新党大地・真民主は、鈴木宗男代表の長女、貴子さんを道7区に擁立することを発表しました。
「この北海道で、この故郷に育てていただいた皆さんに恩返しするべく、最後の最後まで歯をくいしばって、何が何でも頑張らせていただきたい」。こう話したNHK職員の鈴木貴子さんは、父で新党大地・真民主の鈴木宗男代表の後援会から促される形で、出馬を表明しました。鈴木貴子さんは、父の地盤を引き継いで戦いに挑む形になりますが、世襲批判に関しては、次のように述べています。「世襲に対しての批判があるということ、この現実を真摯に受け止めているし、受け止めなければならない」。鈴木貴子さんが出馬を表明した道7区は、他に民主党の仲野博子さん、自民党の伊東良孝さん、共産党の佐々木亮子さんが出馬を表明しています。
鳩山由紀夫元総理の突然の不出馬会見から5日、民主党は、道9区に比例で前職の山岡達丸さんを擁立することを発表しました。
土壇場で鳩山元総理が不出馬そして政界引退を表明したことを受け、道9区は民主党候補が不在となったままでした。民主党9区支部は、地元からの候補擁立は難しいとし、新たな候補の人選を民主党の道本部に委ねていました。9区に擁立されることになったのは、比例・前職の山岡達丸さんです。山岡さんは「鳩山元総理の思い、地域に残されている様々な課題、このことについて私が役割を十分に果たさせていただき、そして実現に向けてしっかりと戦っていきたい。その決意を固めました」と話しました。山岡達丸さんが出馬を表明した道9区は、他に自民党の堀井学さん、共産党の花井泰子さん、アイヌ民族党の島崎直美さんが出馬を予定しています。