同志社大、文系学部を集約 烏丸キャンパス開校式
同志社大の烏丸キャンパス開校式が29日、京都市上京区烏丸通上立売上ルの現地で行われた。今出川キャンパスに新校舎「良心館」も完成、来年春に文系学部が上京区に集約され、京田辺キャンパス(京田辺市)から約8千人の学生が移る。
烏丸キャンパスは、市繊維技術センターの跡地(約7700平方メートル)で、今出川キャンパスから約150メートル北側に位置する。
烏丸キャンパスの新校舎「志高館」は地下1階地上3階の延べ約1万5千平方メートル。来年4月開設のグローバル地域文化学部などの教室や研究室が入り、国際教育の拠点となる。地下には最新鋭の設備を備えたスタジオがあり、海外と結んで授業を中継したり、ラジオ番組の放送もできる。
烏丸通に面するキャンパスの敷地には交番が来春開設される。
八田英二学長は「文系の教育を統合できる。(建物の名前のように)新島襄が掲げた良心教育を進め、志の高い学生を育てたい」と述べた。
【 2012年10月29日 13時30分 】