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米倉経団連会長が“極秘”訪中 「政治と民間では世界が違う」

産経新聞 11月26日(月)19時12分配信

米倉経団連会長が“極秘”訪中 「政治と民間では世界が違う」
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米倉弘昌経団連会長(写真:産経新聞)

 経団連の米倉弘昌会長は26日の会見で「11月22日から北京を訪問し、中国外務省や中日友好協会などと日中間の相互信頼の再構築について話し合ってきた」と明らかにした。尖閣諸島の国有化以来悪化している日中関係打開のために“極秘”で訪中し、中国の官民要人らと民間外交を行ったという。

 会談は双方の民間団体の働きかけで実現。米倉会長は23日午後に北京市内で唐家旋中日友好協会会長、李小林対外友好協会会長、中国外務省の張志軍次官、傅瑩(ふえい)次官と相次いで会談した。

 双方は日中経済関係の現状を確認したうえで、来年が友好条約調印35周年にあたることから新たな記念事業の実現へ向けた民間協議の継続で合意した。

 今回の訪中が日中関係の雪解けになるかどうかについて米倉会長は「わからないが政治と民間では世界が違うので民間としてできることはやっていく。問題が起こった場合に民間同士の話し合いが抑止力として作用するようになればいい」と語り、民間外交の強化に意欲を示した。

 会談で中国側は尖閣国有化で年内に予定されていた日中国交回復40周年記念事業は中止されたものの「今後どのような行事をしていきましょうか」と問いかけたという。米倉会長は「双方で相談しなければ仕方がない。青少年交流など草の根交流をどうやっていけば効果的なのかを相談したい」と語った。

最終更新:11月27日(火)12時34分

産経新聞

 

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