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2012年11月27日11時39分

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復興予算凍結を正式決定 復興推進会議、見直し基準も

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 野田内閣は27日の復興推進会議(議長・野田佳彦首相)で、東日本大震災の復興予算の流用問題について、2011、12年度予算の11府省35事業、168億円分の執行を止めることを正式に決めた。

 復興予算を見直すための新たな基準「基本的な考え方」も決めた。被災地の復興と被災者の生活再建に限り、事業ごとに厳しく精査する。被災地以外の全国防災事業は内容を見極め、河川の津波対策や学校の耐震化などに限り、そのほかは原則として盛り込まない。

 新基準は13年度予算から適用する。被災地の復旧・復興に直結する事業の財源を確保するため、予算案の編成に合わせ、復興財源の枠組みを見直すことも打ち出した。また、11年度の補正予算の中で、被災地で使い切れていない分を13年度に繰り越す手続きを簡単にする。

 首相は会議で「被災地の復興に最優先で使ってほしいとの声に真摯(しんし)に耳を傾けなければならない」と強調。関係大臣に被災地最優先の対応を指示した。

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