薬物が注入されたとみられる愛媛県東温市滑川の神木が立ち枯れた器物損壊容疑事件で、松山南署が神木の根元に11カ所の穴を確認して捜査を始めた後の9月26日、買い取り契約をしていた高知県の男性(54)側が惣河内神社側に対し、司法書士作成の「通告書」を送付するなど、2本のヒノキの伐採と搬出を強く求めていることが12日、分かった。
通告書は9月3日に交わした売買契約に基づき、代金550万円を支払い済みとしており、通告書通達後1週間以内の対応を求めている。期限内に対応ができない場合は「損害賠償請求を含めて裁判手続きの準備に取り掛かる」としている。