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【赤ペン記者つれづれ】山本浩二さんセーフ、悪魔君アウト
悪魔くん騒動
平成16(2004)年9月、戸籍法施行規則の改正があり、人名用漢字が大幅に増加。また22年11月、改定常用漢字表の内閣告示で、人名に使える漢字は常用漢字の2136字、人名用漢字861字の合わせて2997字となりました。親たちにとって漢字の選択肢が広がり、名付けの楽しみも増えたことになります。
ただ常用漢字と人名用漢字なら、自由に使えるかと言えば、そうでもない。「漢字の意味や読み方を十分に踏まえた上で、子の名にふさわしい漢字を選ぶ」とされているからです。つまり自由に漢字は選択できるが、漢字の組み合わせによっては使えなくなる、ということ。5年に男児の名前を「悪魔」と届け出て受理されず、裁判になった「悪魔くん」騒動は記憶に新しい、と思います。
改定常用漢字表には、「淫、怨、呪、尻、蔑、辣」など、人名にふさわしくない漢字も入っています。子の名前にこんな漢字を用いるばかな親はいないでしょうが、もし「淫×」「怨×」などと出生届が出されたら、役場の窓口は受理するのでしょうか。ひとごとながら気になります。(杉)
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