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政治
【衆院選】自民、第一党の情勢、選挙区の過半数近くで先行 維新は比例で勢い
12月16日投開票の衆院選で、産経新聞社が全国の総支局を通じて序盤情勢を探ったところ、民主党政権への逆風は強く、政権奪還を目指す自民党が大幅に議席を伸ばして第一党となる勢いを見せている。自民党は選挙区(300)の過半数近くで先行し、比例代表(180)でも議席を伸ばす見通しだ。日本維新の会は比例で民主党を上回る情勢。ただ、「第三極」勢力による候補者擁立の動きが続いているほか、投票先を決めかねている有権者も多く、今後の動向次第で情勢が変わる可能性がある。
自民党は少なくとも140選挙区で先行し、前回の平成21年衆院選全体で得た119議席を大幅に上回る見込み。強固な基盤を持つ前職が多い北陸や中国地方に加え、四国や九州で優位に立つ選挙区が多い。
自民党と共闘路線をとる公明党は、近畿地方では維新と選挙協力を構築。前回は候補者擁立の8選挙区で全敗したが、多くの議席を回復する見通しだ。
前回は選挙区221議席を確保した民主党は大幅に後退するとみられる。逆に台頭が予想されるのが維新だ。大阪で一定数の議席を獲得する可能性が高く、近畿を中心に上積みを図る。
維新は比例代表でも躍進する勢いだ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が衆院解散直後の今月17、18両日に実施した合同世論調査では、比例投票先で自民22・9%、維新22・4%と拮(きっ)抗(こう)した。
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