羽生、世界最高更新し首位＝女子は浅田がトップ―NHK杯フィギュア

　フィギュアスケートのグランプリ（GP）シリーズ第6戦、NHK杯は23日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで開幕し、男子ショートプログラム（SP）で17歳の羽生結弦（宮城・東北高）が世界歴代最高点を更新し首位に立った。女子SPでは浅田真央（中京大）がトップ。
　羽生は4回転など3種類のジャンプを決め、第1戦スケートアメリカで自身がマークした最高点を0．25点更新する95．32点を記録。3連覇が懸かる高橋大輔（関大大学院）が87．47点で2位、ハビエル・フェルナンデス（スペイン）が3位。村上大介（陽進堂）は演技途中で負傷棄権した。
　浅田は安定した演技で67．95点をマークし、2位の長洲未来（米国）に6．77点差をつけた。鈴木明子（邦和スポーツランド）は5位と出遅れ、今井遥（大東大）は9位。
　アイスダンスのショートダンス（SD）ではキャシー・リード、クリス・リード組（木下ク）が5位だった。
　今大会終了後、シリーズの成績上位6人・組で争うGPファイナル（12月、ロシア・ソチ）進出選手が決まる。