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【長野】

「七五三掛」で思い出を 池田のバス停

七五三を祝ってバス停で記念撮影する子どもたち=池田町滝沢で

写真

 池田町滝沢に「七五三掛(しめかけ)」という名の町営バスの停留所がある。七五三を祝う季節となり、近くのレストラン「あ・うん」=同町会染=は、バス停での記念写真撮影や名前にちなんだ料理を提供する企画をつくり、思い出づくりを呼び掛けている。

 「あ・うん」顧問の浜重俊さん(67)によると、平安時代、坂上田村麻呂が八面大王と呼ばれる鬼を退治する際に、近くにある多鯰(おたな)池と塩沢神社に「しめ」縄を張ったとする伝説が地名の由来の一つと考えられている。バス停は北アルプス表銀座の山々や有明山が見える高地にあり、田園や池田町の街並みなどの風景も楽しめる。

 「あ・うん」の企画は、浜さんの孫が三歳と七歳であったことや、美しい景観を多くの人に紹介したいとの思いから考案した。

 記念写真は各自で撮影し、その前後に「あ・うん」で料理を楽しめる。バス停にちなんだ「七五三掛キッズプレート」はハンバーグやエビフライ、オムライスなど七種類の料理を盛りつけ、「末永く健康で幸せに」との意味を込めて、細長い食器を使っている。

 浜さんは「古きを訪ねるロマンもあるし、新しい習慣が美しい場所で生まれるのは夢がある。子どもたちにとっても良い記念になれば」と話した。

 企画は十一月末まで受け付けており、予約が必要。問い合わせはあ・うん=電0261(62)1585=へ。

 (勝股大輝)

 

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