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驚異の17歳・羽生が初V!地元・宮城の応援力にフリーもトップ

デイリースポーツ 11月25日(日)7時0分配信

 「フィギュアGPS・NHK杯・第2日」(24日、セキスイハイムSA)

 男女フリーを行い、男子は羽生結弦(17)=東北高=が総得点で世界歴代4位の261・03点で初優勝(GP2勝目)。2位の高橋大輔(26)=関大大学院=とともにファイナルに進出した。

 地元ファンの温かい声援に包まれながら、羽生はフィニッシュの後、恥ずかしそうに両手で顔を覆った。生まれ故郷の宮城でNHK杯初制覇。しかし、決して完ぺきではなかったフリーに「ちょっと情けなさ過ぎた。地元だし、たくさんの声援が力になった。応援の力に動かされて、最後まで滑り切ることができたかな」。紅潮した顔を冷ますようにリンクを流しながら、自分を叱咤(しった)するため、右拳で一度だけ胸を力いっぱいたたいた。

 冒頭から2種類の4回転ジャンプを決め、基礎点が1・1倍となる後半にトリプルアクセルを2本立て続けに決めた。フリー曲「ノートルダム・ド・パリ」の壮大な曲に乗り、高難度ジャンプを次々と着氷。ただ、息が上がった終盤、3回転ルッツで転倒すると、スピンでも急失速し、尻もちを付きそうになった。

 それでも、ジャンプの得点でほかを圧倒し、フリーでもトップ。フリーで失速し、2位に終わったGP初戦のスケートアメリカの借りを返し「1位でファイナルに行けるのは、すがすがしい。どちらかというと安心している」と、ホッとした笑みを浮かべた。

 総得点で世界歴代4位の得点をマークし、日本のエースに君臨し続けてきた高橋に、直接対決で初めて勝った。優勝候補の1人として、14年ソチ五輪と同じ会場で行われるGPファイナルに乗り込む。

 「まだまだ上に行ける部分があるし、課題が見えた勝利だった」。07年仙台で行われたNHK杯では、投げ込まれた花束を集めるフラワーボーイを務めた。わずか5年で急成長を遂げた驚異の17歳に、日本男子初のファイナル制覇の予感すら漂ってきた。

最終更新:11月25日(日)8時7分

デイリースポーツ

 

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