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羽生、悲願V!大輔超えた/フィギュア

サンケイスポーツ 11月25日(日)7時51分配信

羽生、悲願V!大輔超えた/フィギュア
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羽生結弦の男子フリーの演技=宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(撮影・大里直也)(写真:サンケイスポーツ)

 グランプリシリーズ第6戦・NHK杯第2日(24日、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナ)男子は地元・仙台市出身の羽生結弦(17)=東北高=が261・03点で大会初優勝。高橋大輔(27)=関大大学院=は2位で、そろってGPファイナルに進んだ。

【写真で見る】GPファイナル出場を決めた羽生、高橋、浅田、鈴木はメダルを提げて笑顔

 滑り切った直後は勝利を確信できず、首をかしげていた。だが、地元・仙台の観衆の大歓声が高まると、羽生は胸をたたいて自らを鼓舞。キス&クライで総合1位を確認し、不安げな顔はホッとした笑みに変わった。

 「スピンで転んで気持ちが切れたけど、最後なので笑って終わった」

 演技終盤のスピンで体力が持たず、まさかのお手つき。それでも計3度の4回転ジャンプを着氷した。前日SP世界歴代最高の95・32点を出した勢いそのまま、フリーも高橋を上回り、尊敬する先輩を初めて超えた。

 10月のスケートアメリカはSPで首位に立ちながら、フリーのジャンプで3度転倒し2位。「集中力が散漫で体力がなかった」と肩を落とした。その後は失敗しても演技をやめず、滑り切ることを自らに課した。

 この日午前、宮城県沖を震源とする震度4の揺れに見舞われ、「嫌な思い出が脳裏をかすめた」という。昨年3月11日の東日本大震災では自宅が全壊し、ホームリンクも使えず各地を転々とした。それだけに、故郷での凱旋勝利には格別の思いがある。

 ソチ五輪の本番リンクで行う12月のGPファイナル出場も決定。「地元の方に逆にパワーをもらった。もっともっと力をつけたい」。力強さを増した17歳が一躍、2014年の金メダル候補に躍り出た。

最終更新:11月25日(日)9時10分

サンケイスポーツ

 

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