ここから本文です
[PR] 

「成長した」羽生、フリーも1位 フィギュアGP・NHK杯

産経新聞 11月25日(日)7時55分配信

「成長した」羽生、フリーも1位 フィギュアGP・NHK杯
拡大写真
地元を勇気づける優勝を果たした羽生 =宮城県利府町・セキスイハイムスーパーアリーナ(大里直也撮影)(写真:産経新聞)

 ■体力強化、大舞台へ弾み

 グランプリシリーズ第6戦・NHK杯第2日(24日、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナ)ミスに泣き、体力不足を露呈した約1カ月前とは別人の羽生が氷上を舞った。

 冒頭の4回転ジャンプを決め、続く別の種類の4回転は着氷が乱れたものの、こらえた。「課題」と言い続けてきた体力に陰りが見えた終盤、スピンでよろめいて両手をつく場面もあったが、集中力が途切れることは最後までなかった。

 世界歴代最高得点を更新したSPに続き、フリーでも1位の165・71点。地元開催のNHK杯を初めて制し、観客の大歓声に「成長した姿を見せられたかな」と笑顔がはじけた。

 10月下旬のスケートアメリカで失速したフリーをいかに滑るか。今季から拠点を置くカナダで体力を重点的に強化してきた。予定表は練習のスケジュールでびっしり。練習では何度も曲を流し、中断することなく演じ切ってスタミナを養った。

 成果が表れたこの日の演技に、オーサー・コーチも「SPと両方で強いプログラムになってきた。大きな飛躍の一歩だ」と笑顔で評した。

 大会に備えた17日の帰国後は、コーチらとすしを食べ、父や姉との再会に気持ちが和んだ。生まれ育った仙台での時間を過ごし、「この地で頑張ってきたんだ」との思いを強くして臨んだ大会でもあった。

 「1位を取って(ファイナルに)行けるのはすがすがしい気持ち」。17歳は凱旋(がいせん)の舞台で、2年連続の大舞台に弾みをつけた。(田中充)

最終更新:11月25日(日)8時37分

産経新聞

 

PR

carview愛車無料査定
PR
ブログパーツ

スポーツトピックス

注目の情報


PR