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GP10勝も真央「がっくり」 フィギュアGP・NHK杯

産経新聞 11月25日(日)7時55分配信

GP10勝も真央「がっくり」 フィギュアGP・NHK杯
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日本人最多のGP10勝目を挙げた浅田だが、表情は晴れなかった(大里直也撮影)(写真:産経新聞)

 グランプリシリーズ第6戦・NHK杯第2日(24日、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナ)優勝を告げるアナウンスが会場内に流れても、笑顔が浮かばない。「出来の悪さにがっくりしていて、得点も順位も全く考えていなかった」。こう振り返った浅田の言葉が、納得とは程遠い演技内容を象徴していた。

 冒頭の3回転ジャンプが2回転になったところから悪循環に陥る。磨いてきたスピード感が影を潜め、ほかに3つ予定していた3回転が2回転以下の着氷に終わった。前夜のSPで今季世界最高をたたき出したのとは対照的な演技に、「冷静にやろうという気持ちが強すぎた」と悔しそうに唇をかんだ。

 総合得点で、フリーで躍動した鈴木をわずか0.05点上回った薄氷の勝利の要因は、表現力などの演技構成点だった。64.54点を獲得して鈴木を2.43点上回り、ジャンプ失敗が響いた技術点の11.73点差から寄り戻した。ただ、定評の高さを証明した格好にも、佐藤信夫コーチは「ミスが多かった。いい勉強をさせていただいた」と手厳しい評価だった。

 ファイナルまで約2週間。演技の安定感を取り戻す宿題が課された。(田中充)

最終更新:11月25日(日)8時37分

産経新聞

 

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