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関電社長 値上げに理解求める11月26日 20時4分
関西電力の八木誠社長は記者会見で、電気料金の値上げを申請したことについて、「節電に多大なる協力をたまわり、ご不便とご迷惑をかけていることに加えて、厳しい経済情勢のなかで、値上げによってお客様の生活や産業活動に負担をかけることになり、誠に申し訳なく、深くおわび申し上げます」と述べました。
さらに八木社長は、「燃料費が増えて、現行の電気料金水準では財務基盤がさらに悪化して、電力の安定供給に支障を来しかねない」と述べ、値上げに理解を求めました。
また、八木社長は電気料金の原価の算定にあたって、現在稼働している大飯原発の3、4号機に加えて、来年7月以降の高浜原発3、4号機の運転再開を前提にしていることについて、「再稼働の見通しは立っていないが、これまでの経緯から安全審査がかなり進んでいることを踏まえて事業者判断で行った」と説明しました。
一方、26日に発表したコストの削減策については、「値上げをお願いするのは、自分たちが効率化のための努力をするのが大前提だ。聖域なき効率化をもっと進める」と述べ、コスト削減に取り組む考えを強調しました。
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