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原発避難の中学生の進学相談会11月25日 15時10分
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原発事故などの影響で、神奈川県内で避難生活を送っている中学生や保護者を対象にした進学相談会が、横浜市で開かれました。
この相談会は、被災者を支援している神奈川県の労働団体などが開きました。25日、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響などで福島県などから避難し、神奈川県で生活をしている中学生と保護者およそ60人が集まりました。
はじめに、県内の公立高校の教師が、これまで前期と後期の2回に別れていた入学試験が、今回から原則として1回になることや、公立と私立の学費の目安、それに奨学金制度などについて説明しました。
会場では個別の相談会も開かれ、生徒や保護者からは、住民票を移さなくても受験できるのかといった質問や、入学後にどれくらい学費がかかるのかといった質問が寄せられていました。
福島県内から自主避難してきた中学生の母親は「被災地とは教科書も違うし、受験生の親で相談できる親しい人がいなかったので助かります」と話していました。
また、原発の20キロ圏内から避難してきた中学3年生の娘がいる女性は「学費が大変ですが、震災のあとそれまでの生活が崩れて前に進めずにいるので、何とか子どもの夢だけは、かなえてあげたいと思います」と話していました。
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