モルガン・スタンレーのシニア不動産アナリスト、バート・ジャイセンズ氏は「以前は多くの銀行が不動産会社に長期資金を貸し付ける一方で自らは短期資金を借り入れ、その金利差を利益にしていた」と分析。「新規制は銀行が資金調達と融資をより厳密に一致させることを義務づけており、銀行は利ざやを稼げなくなる」と話す。
モルガン・スタンレーによると、社債、保険会社からの融資、私募増資など、不動産会社向けのいわゆる「追加資金調達市場」が今後数年で2000億ユーロ規模に拡大する可能性があるという。
By Ed Hammond
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(2012年11月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
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