中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

松坂 パドレスで再出発!? 球団地元紙伝える

2012年11月26日 紙面から

 怪物、西海岸へ−。米紙サンディエゴ・ユニオントリビューン(電子版)は24日(日本時間25日)、レッドソックスからFAとなった松坂大輔投手(32)がパドレスでの再出発を熱望していると伝えた。今季の松坂は右肘手術の影響で1勝(7敗)にとどまり、FA市場での評価はがた落ちながら潜在能力は十分。手術を受けた投手が復調するのは復帰2年目からといわれ、2年連続で低迷したパドレスの救世主となる可能性はある。

 久々に怪物の明るい話題が米紙に躍った。パドレスの地元紙サンディエゴ・ユニオントリビューンが松坂自身が入団に前向きな姿勢でいると伝えた。

 「サンディエゴで再出発するのは、いいアイデアだと思う」。松坂はそう語ったという。サンディエゴは2006年の第1回WBCで登板した思い出の地。キューバとの決勝では4イニング1失点で大会3勝目を挙げ、美酒に酔った。同紙も「第1回WBCで投げた街と(パドレスの本拠地)ペトコパークがお気に入りのようだ」と指摘した。

 入団を後押しする要素はほかにもある。右肘靱帯(じんたい)の再建手術を受け、6月に約13カ月ぶりに復帰を果たしたが、11試合で1勝7敗、防御率8・28。評価を下げたが、この手術は復帰2、3年目で完全復調するといわれ、挽回のチャンスは十分にある。

 これまで以上に体調管理も重要となってくる。その点を考慮すれば、老後の移住者が多いことで知られるサンディエゴは気候も温暖で、肘のケアにはうってつけ。パドレスは松坂を日本時代から調査しており、バーンズGMも獲得の意思を明言。入団すれば“相思相愛”の相手を大歓迎してくれるはずだ。

 チーム事情も追い風だ。今季の先発防御率4・44は、ナ・リーグ16球団中13位。先発投手の獲得は今オフの最優先課題だ。同紙によると、他にトレードを含めて獲得を検討しているのはダン・ハレン(32)=エンゼルスからFA=、ショーン・マーカム(30)=ブルワーズからFA=、インディアンスとの契約を延長したウバルド・ヒメネス(28)の3人。先発の層が薄く、割って入る余地は十分にある。来季でメジャー7年目。完全復活を目指す場としては申し分ない。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ