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神奈川 漁網埋め立てで住民向け説明会
11月24日 4時51分

神奈川 漁網埋め立てで住民向け説明会
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震災の被災地に残るがれきを岩手県の漁網に限って受け入れ、埋め立てるという案を打ち出した神奈川県の黒岩知事が23日夜、埋め立て予定地周辺の住民向けに説明会を開き、理解を求めました。

震災の被災地からのがれきの受け入れを巡り、神奈川県の黒岩知事は、ことし7月に打ち出した岩手県の漁網に限って受け入れ、焼却せずに埋め立てるという案について、23日夜、埋め立て予定地の県の最終処分場がある横須賀市で、住民向けに説明会を開きました。
会場の県立高校に集まったおよそ230人に、黒岩知事は、受け入れるのは東京電力福島第1原子力発電所からの距離が横須賀市よりも遠い岩手県内の町と村の漁網で、現在放射性物質は検出されていないと説明しました。
これに対し、住民からは「自分たちの地域だけに負担を押しつけないでほしい」とか、「被災地に雇用を作るために被災地で処理すべきだ」といった声が上がった一方、「被災地の人達のことを考えれば、協力すべきだ」といった声も寄せられました。
説明会のあと、黒岩知事は、「不安を拭い去ってもらうよう、説明できたと思います。今後も寄せられる意見や不安には誠実に対応し、合意に向けて努力していきたいです」と述べました。
地元の自治会では来月半ば、住民へのアンケート調査をしたうえで受け入れるか否かを決め、県側に伝えることにしています。

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