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トキ2羽 分散飼育で多摩動物公園へ11月25日 5時2分
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国の特別天然記念物トキを鳥インフルエンザなどの感染症から守ろうと、一部を新潟県佐渡市以外の土地に移す「分散飼育」を行うため、24日、東京の多摩動物公園に向けて2羽のトキが佐渡を出発しました。
環境省は、佐渡市で飼育しているトキが鳥インフルエンザなどの感染症で絶滅するのを防ごうと、ほかの施設で飼育する「分散飼育」を進めていて、これまでに合わせて19羽が東京や島根県など全国4か所の施設に移されています。
さらに分散飼育を進めるため、24日、佐渡トキ保護センターから、いずれも1歳のオスとメスのトキが、木の箱に入れられて車に積み込まれました。
2羽のトキは新潟港まではフェリーで、その後は陸路で運ばれ、25日に東京の多摩動物公園に到着します。
今後も、石川県や島根県、それに新潟県内の長岡市などで分散飼育されることが決まっていて、今月と来月で合わせて7羽が移送される予定です。
佐渡トキ保護センターの金子良則獣医師は「分散飼育によって、遺伝的な多様性も広がってくると思う。佐渡に戻ってきて繁殖に貢献することを期待したい」と話しています。
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