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警戒区域の桜並木 光で再現11月24日 23時24分
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原発事故で町の全域が警戒区域に指定されている福島県富岡町の桜の名所、夜の森地区の桜並木を、光で再現して復興を願うイルミネーションが24日からいわき市で始まりました。
24日は午後4時から点灯式が行われ、カウントダウンとともに、いわき市中心部の大通りに並ぶ36本のケヤキの木に一斉に明かりがともされました。
イルミネーションには桜の花をかたどった8万個の電球が使われ、日が暮れるに伴って、通りには薄いピンク色の光の並木が浮かび上がりました。
富岡町の夜の森地区の桜並木は、毎年春には500本の桜がアーチのように咲き誇り、福島県の浜通り地方を代表する桜の名所として多くの人たちに親しまれてきました。
しかし、原発事故によって、富岡町をはじめ双葉郡の多くの自治体の住民がいわき市などでの避難生活を余儀なくされ、桜を楽しむことができないことから、一日も早い復興を願って、いわき市の青年会議所などが企画しました。
富岡町から避難している大竹信子さん(61)は「光の桜を見て、たくさんの思い出がこみ上げてきました。町に帰れるのかわかりませんが、頑張っていこうという気持ちになれました」と話していました。
この桜のイルミネーションは来年1月13日まで、毎日午後4時から10時まで点灯されます。
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