紅白“目玉”は舘ひろし　28年ぶり出場で裕次郎メドレー歌う

１９８４年の第３５回紅白歌合戦で「泣かないで」を歌う舘ひろし Photo By スポニチ

　大みそかの第６３回ＮＨＫ紅白歌合戦（後７・１５〜１１・４５）の出場歌手が２６日午後４時半から発表される。“目玉”として俳優の舘ひろし（６２）が２８年ぶりに出場することが判明。故石原裕次郎さんの名曲を披露する。初出場組では、再結成された女性バンド「プリンセス・プリンセス」や「ＳＫＥ４８」らが東京・渋谷の同局で記者会見に臨む予定。

　還暦を超えて、ダンディーな魅力に磨きがかかった舘。白組出場者として、「泣かないで」がヒットした８４年以来、２度目の紅白入りを果たす。

　ＮＨＫで現在放送中の連続テレビ小説「純と愛」で、ヒロイン（夏菜）が入社した一流ホテルのおしゃれな社長役で出演。俳優生活３６年で初めて朝ドラに挑む中、歌手としてもチャレンジの１年だった。

　所属する石原プロモーションの創業者で昭和を代表するスター、故石原裕次郎さんの没後２５年と、自身のソロ歌手活動３５周年を記念して、裕次郎さんのヒット曲を収録したカバーアルバム「ＨＩＲＯＳＨＩ　ＴＡＣＨＩ　ｓｉｎｇｓ　ＹＵＪＩＲＯ」を９月に発売。７年ぶりのレコーディングだったが、７５年にロックバンド「クールス」のボーカルでデビューしてからの甘くて切ない歌声と抜群のリズム感は健在。そんな舘について、ＮＨＫ関係者は「今年の紅白のテーマは“歌で　会いたい。”。これにピッタリの人で、ぜひとオファーしました」と語る。

　２８年ぶりの紅白出場で、“久しぶりに会いたい人”。さらに、今でも人気の衰えない裕次郎さんの曲を歌うことで、ファンに喜んでもらえる存在でもある。

　披露する歌は「ＨＩＲＯＳＨＩ…」にも収録されている「嵐を呼ぶ男」（５７年）、「赤いハンカチ」（６２年）、「夜霧よ今夜も有難う」（６７年）などの裕次郎さんのヒット曲のメドレーになりそう。どんなしゃれたステージになるのか注目される。