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維新、2・5・9区擁立2012年11月18日
衆院選で台風の目となっている石原慎太郎・前都知事と橋下徹・大阪市長が率いる日本維新の会が県内選挙区でも2、5、9区に候補者擁立を発表した。人気の高いトップ2人を前面に出した戦いが予想されるだけに、選挙戦の構図を大きく変える可能性がある。 維新が1次公認したのは2区に医師で医療ベンチャー企業家の中田敏博氏(44)、5区に元衆院議員秘書で元東京都江戸川区議の木村長人氏(48)、9区に元自民党県議の西田譲氏(37)の新顔3人。4区でも公認予定だったが、別の選挙区に変更することになり、2次公認以降での発表で調整しているという。 中田氏と木村氏は、みんなの党の公認を受け、各選挙区で準備を進めていた。だが、党に無断で「日本維新の会」の公募に応募していたことが今月上旬に判明。みんなは両氏を選挙区支部長から解任していた。 西田氏は八千代市(=千葉2区)が基盤。県議1期目だった10年に八千代市長選に無所属で立候補し、落選していた。 「やる気十分。石原代表と橋下代表代行の覚悟が伝わってきて、改めて背筋が伸びる思い」。維新から千葉9区の公認を受けた西田譲氏はそう意気込んだ。 西田氏の擁立で9区の立候補予定者は5人に。維新のほか、民主、自民、共産、無所属がひしめき、激戦の様相だ。西田氏にとって県議時代から地盤としている2区の八千代市から離れての戦いになるが、「どこであれ戦う」という。 県議会会派、千葉維新の会・県民の声代表の佐藤浩県議は「(公認した)3人とも政治経験、地域活動があり、政策論争型の新しい選挙戦ができる」。 迎え撃つ側の反応は様々だ。反発したのは、2人を奪われた形のみんなの党だ。水野賢一参院議員が地盤とする9区への擁立についても事前に相談はなかったという。水野氏は「(維新が擁立した)3選挙区に候補を立てることを検討する」と怒りを隠さない。 一方、他党の候補は平静を装う。「ふわっとした票でなく、皆さん方に積み上げて頂く票があって当選できる」。自民元職で千葉5区から立候補を表明している薗浦健太郎氏はミニ集会のあいさつで、維新には軽く触れただけだった。 「国民の生活が第一」から2区で立候補予定の前職の黒田雄氏も「どの候補が出てこようが、やることは同じ」と語った。
マイタウン千葉
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