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スペイン・カタルーニャ 独立派過半数11月26日 9時49分
スペインからの分離独立の是非が争点となったカタルーニャ州の州議会選挙は、独立を支持する政党が議席の過半数を獲得し、今後、独立を目指す動きが活発化していくのかどうか注目されます。
スペイン北東部のカタルーニャ州では、厳しい経済状況を受けて中央政府への反発が強まり、25日、スペインからの分離独立の是非を争点とする州議会選挙が行われました。
開票はほぼ終わり、州政府のマス首相が率いる与党も含め、独立を支持する4つの政党が135議席のうち87議席を獲得し、過半数を大きく上回りました。
その一方で、マス首相の与党だけは議席を減らしており、経済を混乱させた責任は与党にもあるという、有権者の批判の現れと受け止められています。
選挙結果を受けてマス首相は記者会見し、「我々は目標をあきらない」と述べ、ほかの政党と協力しながら独立の是非を決める住民投票の実施を目指していく考えを示しました。
ただ、独立運動の中心となってきたマス首相の求心力が低下するのは避けられないほか、スペイン政府も独立を阻止する構えを崩しておらず、今後、独立を目指す動きが活発化していくのかどうか注目されます。
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