ニュース詳細
ソフトバンク 企業買収巡り異例の対応11月26日 5時51分
K10037447211_1211260556_1211260557.mp4
通信大手の「ソフトバンク」は、国内4位の携帯電話会社「イー・アクセス」の買収について、いったんすべての株式を取得したあと、比率を3分の1未満に減らす異例の対応をとる方針を固めました。
1つのグループに電波の周波数が集中するという批判をかわすねらいなどがあるものとみられます。
「ソフトバンク」は、データ通信や携帯電話事業を展開する「イー・アクセス」を来年1月に買収して、完全子会社にすることを発表しています。
しかし、関係者によりますと、ソフトバンクはいったんは発表したとおりに、イー・アクセスの株式をすべて取得しますが、その後、比率を議決権で3分の1未満に減らす異例の対応をとる方針を固めました。
残りの株式は、ほかの企業に引き受けてもらう方向で検討を進めますが、イー・アクセスの経営はソフトバンクが主体的に行う方針です。
株式の議決権の比率を引き下げるのは、国から割り当てられる電波の周波数が1つのグループに集中することへの批判をかわすとともに、現在、イー・アクセスと提携して事業を展開している企業の間に不安が広がらないよう配慮を示すねらいがあるものとみられます。
ソフトバンクは、アメリカ第3位の携帯電話会社「スプリント・ネクステル」の買収も決めていて、2つの大型買収の手続きを急いでいます。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|