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国際情報
“韓国人のペニスは日本人より小さい。それどころか世界最小”“9cmしかない”――ネットでは大論争を起こしたこの話、どう決着するのか。
ペニス増大器具などを製造販売している欧州最大級の医療機器メーカー、アンドロメディカル社(スペイン)は、世界各国の性科学学会などから勃起時のペニスの大きさ(長さの平均)に関するデータを入手し、ホームページで公表している。
それによれば、欧米、アジア、中南米15か国中、1位は16cmでフランス、2位は15cmでイタリア……と続き、日本は13cmで10位だが、韓国は9.6cmで17カ国中最下位だ。同社同様、40か国余りのデータを集めて比較したサイトでも韓国は最下位に甘んじている(1位は17.93cmのコンゴ)。
体格的には日本人とほとんど同じ韓国人のペニスは、本当にそんなに小さいのか。
2つのサイトは同じ調査結果を引用していた。その調査を行なったソウル大学医学部の研究者に連絡したところ、「デリケートな問題だから」という理由で取材には応じてもらえなかった。調査は123人の若い軍人のモノが対象で、レポートのタイトルは「若き韓国軍人のペニスサイズの自尊心に関する研究」である。
小さければ自尊心はいたく傷つく。一般紙の文化日報も「大きなペニスへの憧れは全世界の男性に共通のものだが、韓国人男性の性器コンプレックスは並外れて大きい」と書く(今年6月14日付紙面)。
種明かしをすれば、日本人と韓国人のデータに明確な差が出たのには、実はワケがある。調査方法が違うのだ。
日本の場合、勃起時のサイズだが(『日本性科学会雑誌』所収の論文)、なぜかソウル大学の調査は「引っ張って伸ばした状態」のサイズだったのだ。これでは小さいのは当たり前だ。ネットで検索すると、勃起状態におけるペニスサイズとして、11cm弱から13cm台半ばまでさまざまなデータが見つかった。日本人と極端な差はないようだ。
だが、興味深いのは数字そのものではなく、韓国人のペニスサイズへのこだわりだ。ソウル在住のジャーナリスト・平井敏晴氏が話す。
「韓国社会には、ペニスの大きさが男らしさや社会的能力を測る物差しだ、という考えが日本以上に強いのです。そのため、整形手術同様、コンプレックスを解消するためのペニス増大手術が盛んです。しかも、増大手術を行なう医療機関の広告は、日本ではネットのアダルトサイト、アダルト雑誌、スポーツ新聞などでしか見られませんが、韓国の場合、街中でも堂々と展開されています」
例えば、女性も子供も目にする市中を走るバスのボディや停留所の看板、スーパーのショッピングカート、郊外のマンション街の横断幕などだ。セクハラという概念はないのだろうか。
唐辛子(韓国語で「コチュ」)がペニスの形に似ていることから、「コチュ」がペニスの隠語になっており、広告にも充血したペニスを連想させる赤いコチュのイラストが使われることが多い。三大紙のひとつ、東亜日報ですら増大手術を行なう病院の選び方まで説く(去年8月29日付)。また、男の子が生まれた家は玄関先に赤いコチュをぶら下げる風習も残っている。
韓国人の「世界最小伝説」は必ずしも事実ではないようだが、彼らがペニスに尋常ならざる執着を持っていることは確かなようである。
※SAPIO2012年12月号
韓国人男性器「世界最小」事実でないが性器に尋常でない執着
2012.11.25 16:00