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米 クリスマス商戦本格スタート11月23日 17時51分
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アメリカでは、感謝祭の祝日が明けた23日、クリスマス商戦が本格的に始まり、景気の先行きの不透明感が増すなか、少しでも多くの客を呼び込もうと、例年よりセールの開始を早める店が増えています。
アメリカでは例年、感謝祭の祝日が明けた金曜日からクリスマス商戦が本格的に始まり、この日はどんな店でも黒字になるという意味で「ブラック・フライデー」と呼ばれています。
ことしは年末から急激な財政の引き締めが行われる、いわゆる「財政の崖」の問題で景気の先行きの不透明感が増すなか、少しでも多くの客を呼び込もうと例年よりセールの開始を早める店が増えています。
このうち、ニューヨークのタイムズスクエアにあるおもちゃの販売店は、前日、木曜日の午後8時にセールを始め、店頭には厳しい経済情勢を反映して例年以上に価格が安い商品を多く並べていました。
客の1人は「今回のセールを待っていた。値段が安いので、友達の分もまとめ買いしてしまった」と話していました。
全米小売業協会は、ことしのクリスマス商戦の売上高は去年より4.1%伸び、1人当たりの平均予算も去年よりも30ドル以上多い740ドル、日本円で6万円程度になると予想しています。
アメリカではこの先1か月の売り上げが年間の4分の1を占めるといわれていますが、「財政の崖」の問題への懸念から消費が冷え込むという見方もあり、クリスマス商戦が消費をどこまで喚起できるのか注目されます。
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