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3時間近く機内に足止め 空港などで一夜11月25日 5時2分
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3連休中日の24日夜、広島空港から羽田空港に向かう予定の全日空の旅客機でシステムのトラブルがあり、乗客200人余りが3時間近くにわたって機内に足止めされたうえ、多くの乗客が機内や空港で一夜を明かしました。
24日午後9時前、広島空港で、羽田空港に向かう予定だった全日空688便が滑走路に移動中、操縦席の計器類を制御するコンピューターシステムに異常が起きたことを示すメッセージが表示されました。
このため、乗客を機内に待機させ復旧作業を行った結果、全日空は24日午後10時15分、整備を断念して欠航することを決めました。
しかし、その後も乗客は機内から降ろされず、乗客によりますと、最終的に全員が降りたのは、出発予定時刻から3時間近くたった午後11時半ごろだったということです。
全日空によりますと、この旅客機は最新鋭のボーイング787型機で、乗客221人が乗っていましたが、宿泊先が確保できず、およそ150人が機内や空港のロビーで一夜を明かしました。
乗客の会社員の女性は「日曜日に出社しなければならなかったのにできなくなりました。対応の悪さに失望しました」と話していました。
全日空は、乗客を別の便に振り替える手続きをとるとともに、システムに異常が起きた原因を調べています。
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