- [PR]
政治
「中国に親しみ」最低18%、韓国も急落 内閣府調査、尖閣・竹島影響
2012.11.24 17:04
[世論調査・アンケート]
内閣府が24日に発表した「外交に関する世論調査」によると、中国に対して「親しみを感じない」と答えた人が、「どちらかというと感じない」も含めて前年比9.2ポイント増の80.6%で、設問が始まった昭和53年以来、過去最高となり、初めて8割を超えた。沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中関係の悪化が影響したとみられる。
日中関係を「良好だと思わない」との回答は過去最高の92.8%(対前年比16.5ポイント増)となり、「良好」とした人は過去最低の4.8%だった。
韓国に対しても、昨年まで13年間、「親しみを感じる」の方が多い状態が続いていたが、「親しみを感じない」との回答が59%と、対前年比23.7ポイント増加。平成8年の60%に次ぐ過去2番目の高さとなった。
日韓関係を「良好だと思わない」とする回答も78.8%(同42.8ポイント増)に急上昇した。李明博大統領の島根県・竹島上陸の影響が大きそうだ。
一方、米国に「親しみを感じる」が2.5ポイント増の84.5%。北方領土問題を抱えるロシアに関しては「親しみを感じる」が19.5%(同6.1ポイント増)、関係を「良好」とした人も24.9%(同7.9ポイント増)と改善。北朝鮮への関心事項(複数回答)では前年を2.9ポイント上回る87.6%が拉致問題を挙げた。
調査は9月27日~10月7日にかけて全国の成人男女3千人を対象に実施し、有効回収率は61.3%。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]