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2012-11-25 05:19:06

フィギュアの未来

テーマ:ブログ

斉藤和義 / 歌うたいのバラッド


http://www.youtube.com/watch?v=TkLI61OGfwc

動画をお借りしています。

この曲をご存知でしょうか。
「ああ 歌うことは むずかしいことじゃない」から始まるこの曲。
ミスチルもカバーするこの名曲。10分近くありますが、これ最後まで聴けますか?

最後まで聴いて感動する人はきっと最近の流行っては廃れていく消耗品の曲に
うんざりしている人だと思います。多分。

音楽は授業でもあるし、万人に好まれているけれど、それでも通向けと、
一般向けの音楽がある。どんなに才能があっても大衆に受けなければ商業的な成功はない。

昨日終わったN杯。考えさせられる事がいくつもあった。

スケート連盟は何をしたいのか。
昨年度、エース交代を小塚選手でしようとして、今度は羽生選手だ。今回はとりあえず成功だろうか?

ソチオリンピックまでに年齢的に難しい高橋選手の代わりになるシンボルアスリートが
ほしいのはわかる。スポンサーがいなければ、まずどうしようもない。
とにかく一刻も早く、新しいエースを定着させたい気持ちは大人としてはシビアな問題だ。

フィギュアは歌と違って、素人には見ることはできても、採点までは分らない。
採点方式も知らない間に変わってしまうし、ジャッジが不透明過ぎるということもある。
芸術点をつけるならば、その分野の専門家にジャッジさせるべきだと思う。
まるで日本の相撲のように、閉鎖された世界だ。

N杯ということで家族も見ていたが、私以外はフィギュアに興味のない人たちの反応を見た。
親世代は「これ、スポーツじゃないから興味ない」と言われw
姉夫婦は「インチキじゃん!」「つまんね」と一蹴。
サッカー好きな子供たちは「サッカーは、サッカー見ようよ!」・・・w
ヨ○キムファンには申し訳ないが、家では、彼女の金メダルはインチキということになっているw
(あくまでも家だけですよ。本当すいません…w)
まあ、そのくらい素人には理解できないジャッジシステムだということを言いたいわけで。

なんとか反応をみるとやはり「ねえ、なんであんなすっころんで1位なの?」
「意味わかんなくね?」と、子供が聞いてくる。

一番興味を持った母でさえ「昨日のほら、あの子?若い子、なんであんなに点数高いの?」w

フィギュアが大衆受けしないのは「分りにくい」という点が大きいと思う。
何年もフィギュアを見続けている、もしくは小さい頃にやっていた等、見ている人は少ない。
ましてプロトコルをじーっとみて、なるほど!なんて思う人は更に少ない。

視聴率でわかるように、視聴者が見たいのは「まおちゃん」だけだ。
男子フィギュアで名前が知れてるのはオリンピックでアジア人初のメダル保持者の
高橋大輔だけ。この高橋大輔を抜いた!超えた!という印象を国営放送で放送すれば
印象は違う。

でも、今の男子フィギュアは4回転を2回は入れないと難しい時代になってきた。
これ自体、危ない。何人のクワドジャンパーが膝を痛めて体を壊しているか。
膝だけではない。その後の人生もずっとその後遺症で痛むことだろう。

選手を消耗品としか扱ってないようにさえ思えてきた。

N杯女子、フリーは僅差でまおちゃんが逃げ切る形になった。
しかし、パソコンを開けて目に入ったのは「できの悪さにガックリ」というまおちゃんの言葉。

そして実際にテレビ映像でみたあっこちゃんの演技は会心の出来だった。
昨夜のあっこちゃんの微妙というより複雑そうな顔を思うと個人的に苦しい。
あくまでもまおちゃんファンである私だけれど、昨夜のあっこちゃんの出来は素晴らしかったから
とても残念に思えたが、そこは採点競技なので競技者同士理解しているだろう。

男子もそうだ。羽生選手のフリ―は165.71点、高橋選手のフリ―は164.04点。
テレビを見ていた素人集団wの家族はブーイングだらけ。
「このコケまくりと、高橋が1点差なの?」「なんで?」
それはもちろんフィギュアにはSPと、FSがあることさえ頭にない大衆なんでwww
「前日のショートで点差があったからだよ」と説明しないと理解できないほどだw

サッカーならば、点数がはいるか入らないかだ。
試合の最後までグラウンドを走り切る体力がない人は試合に出る事すらできない世界だ。
非常にわかりやすいスポーツだから大衆に受け入れられる。

最初に「歌うたいのバラッド」を貼らせてもらったのは

「ああ 歌うことは むずかしいことじゃない」 

しかし、フィギュアは見ることもやることもとても難しいのだ。
難しいことを大衆に受け入れてもらうにはそれなりのやり方が必要だ。

今までまおちゃんの人気でもってきたようなものだ。
次のスターがほしいのは分るが、連盟は本当に選手のことを考えているのだろうか。
大衆のことを理解しているのだろうか?

もっと大衆に分りやすく、そしてもっと「インチキ」などと言われないシステムで
フィギュアスケートが盛り上がれば、自然とスポんサーもついてくるのに。。。
とてもシビアな問題だと改めて思ったN杯でした。

個人的に印象深かったシーンを切り取りました。表彰式前のゴタゴタした場面での一コマです。

Who Loves wins
1位が決まったまおちゃんの後ろから高橋選手がぽんと背中をたたく。

Who Loves wins
まおちゃんは、はっとして高橋選手と気付くと、手を振り

Who Loves wins
ねえねえ、と

Who Loves wins
何かを言っているが、

Who Loves wins
高橋選手も一言何かをいうと

Who Loves wins
去って行った…この間時間にしても1秒あったかどうかだと思う。

おそらく、この競技に長く携わってきた当事者たちにしか分らない昨夜の各選手の
悲喜交々があったことだと思う。

家族のように仲のいいチームJapan…バンケットや打ち上げでは何を話しているのだろうか。
私達一般人にはとても分らない世界の舞台で闘うアスリートだけの世界。

全てのフィギュアスケーターの幸運を願わずにはいられない大会だった。
エキシビションは心して見たいと思っている。

最後にもう一度書くが、家の家族は高橋選手の4回転をみて、
全員が「ね、今何回転したの?」と一斉に言ったwww
一般大衆はフィギュアについてそんなものであるということの一例でしたw



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コメント

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1 ■考えさせられたNHK杯

正直今回のNHK杯はちょっと・・・って思うとこたくさんでした。アナウンサーからして素人か!って思うような女子アナとか・・・。
仙台での開催が発表された時点から決まってたような展開。
やりきった演技に対してちゃんと正しい採点をしてほしい。もちろん結果がすべて、選手が一番わかってる。
でも昨日は「う~ん・・・」って思うシーンがたくさんで苦しかった。
このままだとマジでフィギュアは衰退する。
我が母はこの結果が今の勢いじゃないの?って言います。
「違う・・・違う・・・」そう思ってもわからない人には伝わらない。
NHKという国営放送が民放のような放送をしてる時点でフィギュア放送は選手のため、見てるファンのためじゃなくなってきましたね。
(支離滅裂でごめん・・・)
でも大ちゃん真央ちゃんのそのシーンはなんかよかったな。。。

2 ■無題

こんな事言ったらスポーツとして楽しんでる方々に怒られるかもしれませんが、4回転は1つの演技に1回だけ、そして基礎点10点ではなく、5~6点にする・・・クワドをバンバン決めても後半フラフラな演技の選手たちを見て(大ちゃんはスタミナあるけど膝が心配になります)、そう思いました。点数も高すぎ!4回転さえ跳べばフラフラ演技でも高得点が出るというのは芸術として観てる私にはちょっと受け入れ難いです。
でもJOの道化師を観た後では昨日の大ちゃんの演技でも物足りなく思いませんでしたか?ステップの所々でエッジがひっかかってるように見えたのも気になりました。ファイナルまで間がありませんが問題点解決しますようにと祈るのみです。
私達はあれもこれも色んな所が気になり、実情もわからないだけに不安にもなりますが、まぁ、当の日本選手たちはみんな表向きは文句も言わず切磋琢磨して頑張ってて本当に素晴らしい選手達だと誇りに思います。
ゆづは大ちゃんが引退したら間違いなく次の日本のエースだと思いますが、他の若手選手もヒタヒタと近づいてきてるじゃないですか。頼もしいですね。願わくば大ちゃんが引退した後で進化して~と思いますがww
ミトンさんのご家族は芸術をみる目がおありなんだと思います。うちの親族たちは、昨年も今年も「羽生君、すご~い!大ちゃん、あかんやん!」ですもん(笑)

3 ■好き。

心地いい詩。心地いい声。心地いいギターの音。
すべてが揃っての芸術品だよね。

フィギュアはスポーツではあるけれどジャンプだけじゃなく…
音の表現。その音楽の背景。感情の表現。
観ている側を置いてけぼりにしない一体感。
そんな様々なものが相まってひとつの作品になっているのを観たいのです。

言葉を選んで書いてるから何を言ってるかわかりにくかもだけど・・・^^;
自分が好きだーーと感じた感性は信じたいと想います。
みっとんにはこれで通じると思うのですけど(爆)

真央ちゃんと大ちゃんのその数秒のひとこま。
わたしもそこのシーン好きよぉ~。

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