緋色の図書室
原点に戻ってサキュバス化の短編です。
カテゴリ的にはHIT記念ですが、まぁしばらくやっていなかった分、ということで。
普通の逆レイプものとして読んでもらっても構いません。
――おいで、おいで。
緋色に染まった、放課後の図書室。
何かに導かれるように、巧はここにやってきた。
「先輩、また来てくれたんですね」
目の前に現れる、小柄な少女。
彼女は同じ文芸部の後輩で沙紀という。屈託のない笑顔と人懐っこい性格で、人気の高い少女だ。
「僕は、どうしてここに? 今日は休館日じゃ……」
「やだなぁ、先輩覚えていないんですか?」
沙紀はゆっくりと巧に近づいていく。
僕はどうしてここに? その疑問だけが巧の中に渦巻く。
「不思議な顔してますね。それじゃあ教えてあげましょうか」
夕日を背にして、沙紀はゆっくりと目を閉じる。
その瞬間――。
バサッ、と大きな音を立てて、彼女の背後に何かが現れる。いや、現れるというよりも飛び出すといったほうがいいかも知れない。
それは羽だった。羽とはいっても、真っ黒で、烏なんか目じゃないほど大きくおぞましいもの。
「ふふふ、びっくりしました?」
巧は目を丸くしながら口をあんぐりと開けていた。
「な、なんだよ、それ……」
「私はサキュバス。名前ぐらいは聞いたことがあるんじゃないんですか?」
少しずつ巧は後ずさりしていくが、二、三歩で足がすくんで止まってしまう。
「君がサキュバス? まさか、僕がここに来たのも……」
「そうです。私が呼んだんです。本当に覚えていないんですね」
沙紀は制服のリボンをしゅるしゅると解く。そして前のボタンを開け、豊満な胸をはだけさせた。
「おい、やめろ!」
「やめろといわれてやめると思いますか? 先輩と私の仲じゃないですか」
沙紀と巧の距離が縮まった。
彼女の胸が数センチの視界に入り、段々と巧の股間は膨らんでいく。
「いっておきますけど、実は今日が初めてじゃないんですよ」
「なんだと……?」
「私が入部してから毎日、私は先輩に催眠をかけてここに呼び続けていました。そして、そのたびにこうして先輩と交わっていたんです」
――まさか、もう何度も? 本当に覚えがない。
彼女は先ほどサキュバスだといった。その程度の術が使えても不思議じゃない。しかし……。
「なんで、そんなことを……」
「先輩が好きだからです。愛しているからです。ただ、それだけ……」
そういって彼女は、おもむろに唇を重ねてきた。
「んん、ちゅう……」
十数秒の激しいディープキス。初めて味わう快感のはずなのだが、本当は既に何度も彼女とやったのだろう。
「ぷはあ!」
お互いの口が離れる。唾液が橋でもかけるように糸を引く。
「そういえば先輩、最近胸が痛くないですか?」
ん? 確かに言われてみれば、そんな気もする。
文化部に入部したせいか、運動の機会は随分減った。もしかしたら太ったのかなと思っていたところではあったが……。
「ちょっと確かめさせてもらいますね」
「え、ちょっ!」
止める間もなく、彼女は巧のシャツを一気に引き剥がした。
露になった胸は、成長期の男子にしてはやや丸みを帯びていた。いや、それは最早成長期に入りたての少女のものといってもよかったのかも知れない。
膨らみかけの乳房は、あと少しでより女性らしいものになるというところだった。
「うふふ、かわいいおっぱい。毎日私の愛液を飲ませた甲斐がありました」
「あい、えき?」
「サキュバスの愛液には、こういう使い方もあるんですよ。ただの媚薬として使うこともできれば、相手を同じサキュバスへと変化させることもできる」
「なんだと?」
「もうすぐ、です。もうすぐで先輩は私と同じサキュバスになれますよ」
彼女は巧の頭に抱きつき、額に軽くキスをした。
そしてその白魚のような指先で巧のズボンを脱がしていく。もう彼には抵抗する気力もなくなっていた。
「さぁ、先輩の男として、人間として最後のエッチです」
「やめ、やめ、て……」
巧の声は女性のように弱々しくなっていた。
彼女はそんな巧を床に押し倒し、自分のスカートを脱いだ。そこからピンク色の淫猥なヴァギナが顔を出した。
「入れますよ、先輩」
グチュッ!
馬乗りの体勢で、沙紀は巧のペニスを突っ込んだ。
グチュ、グチュと音を立てながら、彼女は上下に動く。
「うわあああああ!」
「ああん、先輩のオチンチン気持ちいい! 先輩は気持ちいいですか?」
「あ、んん、気持ちいい! 沙紀ちゃんのオマンコ、気持ちいい!」
沙紀の動きがさらに激しくなる。
いやらしい音が図書室中に響き、それが二人の性欲をさらに刺激させていった。
「先輩、出しちゃってください」
「えっ……!?」
「出したら、先輩は完璧な女の子に……サキュバスになれますから」
――そんな、こといわれても。
抵抗しようと思った、その瞬間。
ドピュ!
沙紀の中に、濃厚な精液がぶちまけられた。
「はぁ、はぁ……」
沙紀は息を整えながら、巧の顔を見る。
最早巧は頭が真っ白で何も考えられなくなっていた。
「うふふ、気持ちよかったですよ、先輩」
しばらくして、巧の身体に変化が訪れた。
彼の股間のペニスが、まるで杭が引っ込むようにすぅっと縮んでいく。それは完全に縮みきると、今度は割れ目を形成し、立派なヴァギナへと変貌した。
胸も変化が始まる。既に少し膨らんだ胸は、風船が膨らむように徐々に立派な乳房を形成させていった。
こめかみから黄色い角がゆっくりと生え出し、そして背中からは大きな黒い羽がバサッと飛び出る。
「これで完成ですね、先輩」
巧だったサキュバスが上体を起こす。
「僕は、一体……」
「先輩、おめでとうございます。今日から先輩は立派なサキュバスです」
「さきゅ、ばす? 僕が?」
「はい、そして私の忠実な僕であり、恋人です」
――僕? 恋人?
そんなことを考えそうになったが、次の瞬間出た言葉は、
「はい、ありがとうございます。沙紀様……」
「ふふっ、これからは二人でいーっぱい、エッチをしましょう。そして、たくさんの男たちの精を集めましょうね」
何も考えないまま、生まれたままのサキュバスは頷く。
――そうだ、僕はサキュバスだ。
そして、彼女は僕の恋人で、主人で、そして……。
「先輩、大好きです。これからはずっと一緒ですよ……」
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カテゴリ的にはHIT記念ですが、まぁしばらくやっていなかった分、ということで。
普通の逆レイプものとして読んでもらっても構いません。
――おいで、おいで。
緋色に染まった、放課後の図書室。
何かに導かれるように、巧はここにやってきた。
「先輩、また来てくれたんですね」
目の前に現れる、小柄な少女。
彼女は同じ文芸部の後輩で沙紀という。屈託のない笑顔と人懐っこい性格で、人気の高い少女だ。
「僕は、どうしてここに? 今日は休館日じゃ……」
「やだなぁ、先輩覚えていないんですか?」
沙紀はゆっくりと巧に近づいていく。
僕はどうしてここに? その疑問だけが巧の中に渦巻く。
「不思議な顔してますね。それじゃあ教えてあげましょうか」
夕日を背にして、沙紀はゆっくりと目を閉じる。
その瞬間――。
バサッ、と大きな音を立てて、彼女の背後に何かが現れる。いや、現れるというよりも飛び出すといったほうがいいかも知れない。
それは羽だった。羽とはいっても、真っ黒で、烏なんか目じゃないほど大きくおぞましいもの。
「ふふふ、びっくりしました?」
巧は目を丸くしながら口をあんぐりと開けていた。
「な、なんだよ、それ……」
「私はサキュバス。名前ぐらいは聞いたことがあるんじゃないんですか?」
少しずつ巧は後ずさりしていくが、二、三歩で足がすくんで止まってしまう。
「君がサキュバス? まさか、僕がここに来たのも……」
「そうです。私が呼んだんです。本当に覚えていないんですね」
沙紀は制服のリボンをしゅるしゅると解く。そして前のボタンを開け、豊満な胸をはだけさせた。
「おい、やめろ!」
「やめろといわれてやめると思いますか? 先輩と私の仲じゃないですか」
沙紀と巧の距離が縮まった。
彼女の胸が数センチの視界に入り、段々と巧の股間は膨らんでいく。
「いっておきますけど、実は今日が初めてじゃないんですよ」
「なんだと……?」
「私が入部してから毎日、私は先輩に催眠をかけてここに呼び続けていました。そして、そのたびにこうして先輩と交わっていたんです」
――まさか、もう何度も? 本当に覚えがない。
彼女は先ほどサキュバスだといった。その程度の術が使えても不思議じゃない。しかし……。
「なんで、そんなことを……」
「先輩が好きだからです。愛しているからです。ただ、それだけ……」
そういって彼女は、おもむろに唇を重ねてきた。
「んん、ちゅう……」
十数秒の激しいディープキス。初めて味わう快感のはずなのだが、本当は既に何度も彼女とやったのだろう。
「ぷはあ!」
お互いの口が離れる。唾液が橋でもかけるように糸を引く。
「そういえば先輩、最近胸が痛くないですか?」
ん? 確かに言われてみれば、そんな気もする。
文化部に入部したせいか、運動の機会は随分減った。もしかしたら太ったのかなと思っていたところではあったが……。
「ちょっと確かめさせてもらいますね」
「え、ちょっ!」
止める間もなく、彼女は巧のシャツを一気に引き剥がした。
露になった胸は、成長期の男子にしてはやや丸みを帯びていた。いや、それは最早成長期に入りたての少女のものといってもよかったのかも知れない。
膨らみかけの乳房は、あと少しでより女性らしいものになるというところだった。
「うふふ、かわいいおっぱい。毎日私の愛液を飲ませた甲斐がありました」
「あい、えき?」
「サキュバスの愛液には、こういう使い方もあるんですよ。ただの媚薬として使うこともできれば、相手を同じサキュバスへと変化させることもできる」
「なんだと?」
「もうすぐ、です。もうすぐで先輩は私と同じサキュバスになれますよ」
彼女は巧の頭に抱きつき、額に軽くキスをした。
そしてその白魚のような指先で巧のズボンを脱がしていく。もう彼には抵抗する気力もなくなっていた。
「さぁ、先輩の男として、人間として最後のエッチです」
「やめ、やめ、て……」
巧の声は女性のように弱々しくなっていた。
彼女はそんな巧を床に押し倒し、自分のスカートを脱いだ。そこからピンク色の淫猥なヴァギナが顔を出した。
「入れますよ、先輩」
グチュッ!
馬乗りの体勢で、沙紀は巧のペニスを突っ込んだ。
グチュ、グチュと音を立てながら、彼女は上下に動く。
「うわあああああ!」
「ああん、先輩のオチンチン気持ちいい! 先輩は気持ちいいですか?」
「あ、んん、気持ちいい! 沙紀ちゃんのオマンコ、気持ちいい!」
沙紀の動きがさらに激しくなる。
いやらしい音が図書室中に響き、それが二人の性欲をさらに刺激させていった。
「先輩、出しちゃってください」
「えっ……!?」
「出したら、先輩は完璧な女の子に……サキュバスになれますから」
――そんな、こといわれても。
抵抗しようと思った、その瞬間。
ドピュ!
沙紀の中に、濃厚な精液がぶちまけられた。
「はぁ、はぁ……」
沙紀は息を整えながら、巧の顔を見る。
最早巧は頭が真っ白で何も考えられなくなっていた。
「うふふ、気持ちよかったですよ、先輩」
しばらくして、巧の身体に変化が訪れた。
彼の股間のペニスが、まるで杭が引っ込むようにすぅっと縮んでいく。それは完全に縮みきると、今度は割れ目を形成し、立派なヴァギナへと変貌した。
胸も変化が始まる。既に少し膨らんだ胸は、風船が膨らむように徐々に立派な乳房を形成させていった。
こめかみから黄色い角がゆっくりと生え出し、そして背中からは大きな黒い羽がバサッと飛び出る。
「これで完成ですね、先輩」
巧だったサキュバスが上体を起こす。
「僕は、一体……」
「先輩、おめでとうございます。今日から先輩は立派なサキュバスです」
「さきゅ、ばす? 僕が?」
「はい、そして私の忠実な僕であり、恋人です」
――僕? 恋人?
そんなことを考えそうになったが、次の瞬間出た言葉は、
「はい、ありがとうございます。沙紀様……」
「ふふっ、これからは二人でいーっぱい、エッチをしましょう。そして、たくさんの男たちの精を集めましょうね」
何も考えないまま、生まれたままのサキュバスは頷く。
――そうだ、僕はサキュバスだ。
そして、彼女は僕の恋人で、主人で、そして……。
「先輩、大好きです。これからはずっと一緒ですよ……」