一枚のFAX用紙 「それは見ちゃダメッ!ダメーーーー!!」
878:本当にあった怖い名無し:2012/10/18(木) 22:35:52.95 ID:H4Lv9juG0
読みにくかったらスマン
私はある日いとこの家に遊びに来ていました。
いとこの家族には20過ぎの娘と7歳ごろの娘がいました。
この20過ぎの娘は霊感が強いらしく自分の部屋にさまざまなプラモデルや人形を置くことで自分なりに霊を静めていたようです。
私がたまたまその子の部屋に入り、その子が自分のベッドに座る前で談笑をしながら人形を物色していたときです。
879:本当にあった怖い名無し:2012/10/18(木) 22:39:54.74 ID:H4Lv9juG0
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なんとなく気になった私は人形の置いてある棚の下の方にある編み込み細工でできた引き出しを開けました。
「ダメッ!、そこはダメ!」
その子は必死に止めましたがどうせたいしたことのない隠し事だろうと思い私は引き出しを開けました。
すると中から一枚のファックス用紙が裏向けで出てきました。
880:本当にあった怖い名無し:2012/10/18(木) 22:42:58.13 ID:H4Lv9juG0
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「それは見ちゃダメッ!ダメーーーー!!」
そう叫びながら上の子は部屋から逃げるように出て行きました。
私はそんなに見られたくないものなら手を掴んででもとめればいいのにとケラケラ笑いながら紙を裏返しました。
その紙には何かの書類のようなものが印刷されていました。
881:本当にあった怖い名無し:2012/10/18(木) 23:02:14.05 ID:H4Lv9juG0
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ですがそれが何かは確認が出来ませんでした。見た瞬間、私の視界がおかしくなったからです。
それまでは普通に見えていたものが急に紙を一度しわくちゃに丸めてから広げたようなしわだらけの見え方をしています。
そのことにびっくりした私は部屋を出て、居間にいるいとこ達の元へと向かいました。
882:本当にあった怖い名無し:2012/10/18(木) 23:04:32.28 ID:H4Lv9juG0
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「お、おいOO、なんかよくわからんが急に視界が変に………」
「ひ、ひゃあああああーーーーー!!」
いとこの上の娘が叫びました。
瞬間私の背中に何か刃物で切りつけられたような衝撃があり私は倒れそうになった体を必死で起こし、よろよろとした態勢のまま後ろを見ました。
883:本当にあった怖い名無し:2012/10/18(木) 23:07:27.24 ID:H4Lv9juG0
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すると私に向かって切りつけてくるボロボロの黒衣を纏ったものに左のふくらはぎを斜めに切られました。
そのままそこに倒れこんだ私は何とか体を起こしつつ壁に寄りかかる体制でヤツを見ました。
「父さん、おじさんの前に向かって殴りかかって!」
上の子が叫びました。
884:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 06:26:41.75 ID:HdM/i8Sg0
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それを聞いたいとこが即座にその空間に殴りかかるとヤツは少しよろけましたが、すぐにいとこを左手の武器で袈裟切りにしました。
「ぐわああああぁぁぁぁぁ!!!」
いとこはそう叫びながらもヤツに蹴りを入れながら倒れました。
885:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 06:33:58.74 ID:HdM/i8Sg0
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ヤツの右手には刃渡りのあるナイフ、左手にはショーテルの外側がノコギリのようになった武器を持っていました。
わたしは気が動転しながらもいとこが切られたという怒りに不意に体が動き、ヤツの顔面めがけて殴りかかりました。
これがクリーンヒットしたのかヤツは右手に持ったナイフを落とし、大きくよろけました。
886:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 06:36:37.68 ID:HdM/i8Sg0
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そこにすかさずヤツのナイフを拾い、逆袈裟で切りかかりました。
するとヤツはその場に倒れ陰に溶け込むように消えました。私の視界も同時に元に戻りました。
いとこは大丈夫かと駆け寄って近づくといとこには何一つ傷口も血も見当たりませんでした。
887:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 06:42:07.14 ID:HdM/i8Sg0
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おかしいと思い自分の傷口も触ってみましたが確かに傷口はなく、残ったのは切られたときの衝撃のみでした。
上の子は私が子の部屋まで持ってきたあのファックス用紙を中身を見ずにくしゃくしゃに丸めるとマンションのベランダから投げ捨てました。
888:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 06:58:29.10 ID:HdM/i8Sg0
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みんなは今のはなんだったんだとお互い話していましたが私と上の子以外にはなにやら黒い影としか見えていなかったらしく、私は自分が幻でも見たのかと思いました。
やっとのことで体を起こしたいとこが先程切られたはずのところをさすっていましたが手をついている右手に何かが当っているのを見つけました。
「なんだこれ?」
889:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 07:01:44.10 ID:HdM/i8Sg0
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それは先程の丸まった紙で、手に取ったいとこが紙を広げるのを私たちが止める間もなくまたそいつは現れました。
「う、うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
いとこはひどく狼狽し、上の子以外の家族と一斉に壁際まで後ずさりしました。
890:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 07:03:21.09 ID:HdM/i8Sg0
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今度は私には影にしか見えませんがいとこにははっきりと見えているようで、ひたすら後ずさりをしています。
「おじさん!そいつを殺して!」
私は先程と同じ要領だと思い影でもギリギリ見えるヤツの両腕に掴みかかり、ナイフとノコギリショーテルを落とさせるとそれを両手にヤツに切りかかりました。
891:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 07:05:39.68 ID:HdM/i8Sg0
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すると先程までは影しか見えていなかったはずのヤツがくっきりと見えてきて、私はいっそう力を込め右、腕左腕、胴体を切り落とし、未だ見えきっていない顔と胸部に切りかかります。
徐々に顔の部分がはっきりしてくると私は驚きました。
ヤツの顔はガラスを細かく砕いたかのようなしわくちゃな顔で目や鼻、口も何もありませんがなぜか私にはこれが女だということがわかりました。
892:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 07:08:19.60 ID:HdM/i8Sg0
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そして私にははっきりと聞こえました。
「ヴヴ、ヴヴvォvォオオオオオ!!!!ゴロゼ!ゴロゼヨヴォオオオオ!!!!!!」
恐怖は感じましたがさっき上の子が言った「殺して!」が気になり私はヤツに両の武器を突き立てトドメを刺しました。
893:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 07:11:34.78 ID:HdM/i8Sg0
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またヤツは影に溶け込むように消えていきました。
怖くなった私たちはその紙を丸めたままコンロで焼き、ベランダから捨てました。
上の子曰く、あれは知り合いの友人に送られてきたファックスで同じような目にあった人たちが霊感のある彼女に何とか鎮めてもらうようによこしてきた物だといっていました。
894:本当にあった怖い名無し:2012/10/19(金) 07:14:30.67 ID:HdM/i8Sg0
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それ以来私はいとこの家には行っていませんが、いとこ曰くそれ以来奇妙なことは起こってはないようです。
あれは何だったのでしょうか?
細切れでスマンかった
心霊体験・不思議な夢を書き込むスレ8 http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1325904713/
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