R-18のため、分別わきまえた大人以外は責任持てません主に、悪堕ちがメイン(たまに恋愛小説)相互リンクもお待ちしておりますお気軽に!
いろいろとアクシデント重なったりで申し訳なかったです。水面下で動いていましたが
かなりかかってしまいました。
これから頑張っていきます。
告知していた吸血鬼もののつもりですw
私、千夏夏樹、17歳
普通の子……普通……というかしか形容のしようがない。


平凡で地味な子、髪も黒のショート、胸だって自慢できるくらいのものでもなく、かといって小さくもないし、



当然、異性と付き合ったことなんてないし、その手の行為なんてとんでもないこと……背丈も小さい、そんな人だ
そんな私の周りで、事件が起こりだしたところから始まる。




・・・・・



今日もまた、何気なく始まり、そしていつもみたいに終わる。そうこんな風に……



「おはよっ!千夏」

「あっおはよう、千春」


いつもの会話、と言っても嫌なわけじゃない。唯一楽しいといえる時間。
この子を紹介しよう、坂本千春、私と幼いときからずっと一緒の親友。
じゃあ一緒の性格なのかというと違う、正反対


性格はさばさばして、言いたいこと平気で言っちゃうし、それでも気は合う。
それが何でかは後々わかると思う、、私はしゃべらないタイプだけど、見知った人ならこんな風に。



「ねえねえ、またあの事件起きたみたいよ」

「ああ……あの」


といっても何が何だかだろうから説明すると、ここ最近、夜中にということらしいが、あまり評判のよろしくない男女を襲う事件が頻発している。
しかもその死が、どうにも納得というか理解を超えている。


干からびた死体となっている。そう例えるならば、まるで吸血鬼にやられたみたいなそんな不気味な事件。



「に、してもなんかわくわくしないこういう事件って」


こんな不謹慎なことも平気で言っちゃう


「一応、人が死んでいるのだから、そういうのよくないと思うし、ワクワクしないでしょ、こんな事件不気味よ」


察しの通り、私の友達千春は、こんな手の話が好き、まあそういう人だ。


「でも、その点私は大丈夫ね!」

「どうして?」

「だって、私は、人に恨みを買う人間じゃないし♪」

「さあて、どうだか、思ってもないところで買ってるかもよ」

「うぅ………ほんと、千夏って、こう話しなれている人には毒を吐くんだから」


話に言われている通り、信頼している相手には、こうやって話す。もちろんそれには相手を選ぶ、
そして千春はそれに値するということだから……


「にしても、どうしてつかまらないのかしらね犯人は」

「さぁてね、それにあの事件は、人がやったとは思えないでしょ、だからじゃない」

「そっか……まぁ、私たちが行ったところで……だね」

「そういうことね」



そんな話をしていると、学校が見えてきた


「じゃあ千夏、頑張ってね」


「そうね、いつも通り頑張るわね」



急に千春が神妙な顔で私を激励するかのように……
それはこれからわかる。と同時に、私が千春を信じる意味も分かってくると思う




・・・・・・




それは前半戦も終わりの4限目のことだった。
私は授業の準備をしようと思い机を探っていたとき


「また………いや、もうこんな時間か、全くいつもいつも」


忘れ物をしたようだ………厳密にいうと忘れ物ではないんだけど
つい先ほどまであったものが、トイレに行ったちょっとして見てみるとこれだった………


勘違いだったのではないかと言われそうだけど、それはこれを見てから言ってほしい。



「千夏!お前また忘れ物か!お前そんなに俺の授業がいやか、今後も続くようならそれなりのことをするぞ!」

「いえ、そんなことは………ごめんなさい」


お分かりだろうか?これが一度や二度ではない。さらに……


「せんせーい、ひょっとして恋されてるんじゃないんですか?千夏さんにぃー♪」

「いえてるー、こういうまじめな子ほど一番怖いっていうしぃー♪」

「馬鹿を言うな!早く授業を始めるぞ」



お分かりでしょう、私の今の立場が


そもそもの原因は、以前もこういう形で別の子がやられていた、でもそれがどうしても許せず止めたことが原因、今の時代よくあること
それ以来、ずっとこんな感じ、周りの子も止めない、いや止められないといったところか、当たり前だ、もしすればまた私みたいになる。誰だってなりたくない。


先生だってそう、問題を起こしたくないから、査定に響くから素知らぬふりだ。このことも何回も周りの先生にいったそれでもこれ……



だから私自身が頑張るしかない、これで分かったと思う、私が面白くないと日々思う原因がこれだ
いやそんなこと知ってて彼女たちは言うんだろう。軽い優越感、体だけ大きくなったわがままな子は、
そんなこと思ってると知らないのだろう彼女たちは


「それか、優しい私たちが貸してあげよっか♪いつもいつもこの時間になると忘れるみたいだし」


ほんとばっかみたい、この先生が何も言わないのをいいことにやってるだけのくせして、私は軽く皮肉を言った。


「うん、やっぱりそうみたいね、いつもこの授業になると忘れるみたいだしね。気を付けないとね行為だけは受け取っておくわ」


それを聞くとけらけら笑い出して


「かわいそうじゃん、助けてあげれば♪」

「だってぇ、この子がいいっていうし♪」


本当に馬鹿と思わないのか、そんなときだった。意外なことを言う人が出てくるのは


「なら、私が貸してあげる、千夏」

「千春!?」

「てめえ、何勝手にやってんだよ!!!」


千春やめてよ、そんなことしたら今度は千春までも………私そんなの嫌だ……
私が止めようとするのも知ってるだろうに、千春は素知らぬ顔でその罵倒している人たちに言う


「あらら、おかしなことを言うのね、私は困っている千夏に席が隣だから教科書一緒に読もうといってるだけの何がいけないのかしら?」


「ちっ!!!」


「じゃあそういうことだから、千夏ほら」

「う、うん………」

「こらお前たち早く授業始めるぞ!」


その後は何事もなく終わった、終わったんだけど千春が何を言われるかわかったものではない
とにかく巻き込まれないうちに私が行かないと……


「ねえ、どこにあるの?」

「何のことかしら?」


ったくこんな茶番に付き合ってまで、千春のばか……


「わかってるのよもう!返してよ!もう誰が隠してるかわかってるんだから!」


「あらら、いつもとは調子が違うのもまたいいわね、まあいいわ。じゃあ優しい私たちが教えてあげるとしますか」


そうバカにした言い方であの人たちは私をベランダに誘い出す


「んで、どこなわけ、って言っても聞かなくてもわかるんだけど」


「そういうと、にやにやしながら」


「じゃーん、私たちが持っていました♪優しい私たちはプレゼントとしてこれを挙げまーす♪」

「あげるじゃないでしょ返すでしょ」


呆れ気味に私は言った


「ちゃんと、あげるよはーいっと♪」


そういうとあの人たちは、私の教科書を天高く上げた、その教科書は落下し音を立てると同時にあの人たちは
高笑いをしていた


「だから、言ったじゃん、あげるって、ほんとむかつく
あんたのそういう正義面が一番はらたつってーのばーか!」


「ったくほどほどにしてやらないと、まだまだこれからもやらないと♪」

「きゃはははは♪」


優越感に浸れたのだろう満足したように私のもとからまるでこれで制圧したかのように……
もっとも私には何の感情なかったが、私は急いで教科書が投げ込まれた場所にかけていった





「ふぅ……よかった……」


幸い、投げ込まれたといっても影響はなかったようだ、多少は汚れてしまったけど使う分には問題ないくらいだった、まずはそこに安堵した
とはいっても、これからすぐ戻るのもためらわれた。


「(どうせ行ったところでねえ……)」



また何を言われるか、分かったものではないのはわかってたし、それに


「(おなかすいちゃったし……今日は外で食べようかな)」



購買で昼食を買ってから、誰もいないところで昼食を食べそして私は学校に入ろうとしたところ………


「………千夏………」


何を言いたいかはすぐわかったし、千夏の性格を考えればわからないわけがなかった
その眼は……怒りに震えていて手にも力が入っていた。


「千夏………もう言おうよ全部、千夏は頑張った……何よそれなのに千夏が言わないのをいいことに……」


言葉にも力が入るその入りどころもよくわかる


「先生に……ううん、もっとみんなにも言うべきよ……こんなのいじめの域を超えてるじゃない!!!」


千春……そんな性格だから私はあなたと今でも親友だし大好きなの……でも……


「千春……ありがとう、でもね、いいの……ありがとう……気持ちだけはすごい……すっごくうれしい」

「なんで!なんでよ!!!どうしてそこまでして!!!!」


まっすぐに見つめる、その眼を真剣に訴えるその眼を……語気を強めていた千春は、次第にそれを感じ取っていき……そして


「………ったく!!いつもいつも、あなたはそう、すぐにでも壊れそうなガラスみたいに見えて、
肝心な心はほんと強いんだから……ほんと、始末が悪いわ」

「ごめん………」

「ったく……でもいい!、もうこれ以上勘弁・我慢できないってときは、私はやるからね、いいっ!」

「うん……わかった、でもなるべくそんなことしないで……」


我慢できるのは、私だけがやられてるから、もし千春がやられたらと思うと………
そんなことたぶん向こうは思ってもないのだろう、笑顔で私に言ってくる。


「ったく、千夏にはそういうこと言われたくないわよ」


そういいつつも、笑っていた。そういうところが救われるし、大好きだ…………私は頑張らないとこんなに恵まれているのだから





・・・・・




そしてある日のこと、私は学校が終わると講習に出かけた。もちろん、親に言われたことはないとは言い切れない。
だけど、私は自分が行きたいために、講習を受けている。もちろん、大学に行きたいいろんなことのために………
でもそれも建前だと思う。私が行きたい一番の目的、それは……


「やっぱりこの時間が一番落ち着くわね」


私は、夜が好きだ。一人になっている時間ってことはいじめがやっぱりって思われるかもしれない。
あんないじめはどうとも思わない………


でも私、この夜、そう自由な時間が……こういった落ち着く時間が好きだった。
誰にも言われない、この夜……こんなことを言っては誤解されるだろうけど、自由がほしい。
ううん、ちょっと違うかな……争い事がない静かな世界。それが今は夜ということ
そんな日が来ればいいと願っている………だって……


「人が傷つくのは嫌だし………」


千春も今はいいけど、いつかどうなるかもわからない、でも私は、何もできないし……
そんなこと思ってはならないんだろうけど、自分で何とかしないといけないと思っている。私に何かができればだけど……


楽しい夜になると、ついもう一人の私が出ちゃう、もっと頑張らないと
そんな夢みたいなことばかり考えてないで………


そんな時……




ゴンッ!!!!



「いたっ!!!」


誰かとぶつかったみたいだ。気が緩んだかそれともそんなこと考えないままだったのか、どちらにせよ、私が悪い、私はあわてて謝る


「だ、大丈夫ですか!?ご、ごめんなさい、私ったら何も見ないで……」

「あら大丈夫よ、そんなことよりあなたは?」

「あぁ……だ、大丈夫です。……それにしても……」


その人はすごくきれいというより美人だった。
背も私よりはるかに高くて、何より黒のスーツが余計にその綺麗さを目立たせて……

「どうしたの???」


「すごくきれいだと思いまして………」

「あら上手ね、ありがとう、それよりどうしたのあなた?」

「というと………?」

「なんか上の空って感じが気になって、ごめんなさいね初対面からこんなこと言って」


初めて会うのにすごいなんて気配り聞く人なんだろうか
私は惹かれていく、あこがれていく思いだ。


「いいえ、それにしてもなんでわかったんですか?」

「大体ね、これでも社会人だからそれくらいのことはね」


「だからそんなに……それに綺麗だしいいですね、あなたみたいな人だったどんなことでもきっとうまく……」

私ったら何言ってるんだろ………初対面の人にこんな
まるですべて預けられるような感じで話して………


「どうしたのかしら???何かあるのさっきといい、よかったら話してみない?だめだったらいいけどね」

何かこの人を見てると、雰囲気といい、話してみる気分になった。私はぼかしつつではあったが話した


「そう………そんなことが………私と同じね………」

「えっ?」


これは正直驚いた、てっきりそういうのは無縁だと思ったのに
だからこそ、何か話してみようと思ったのかもしれない


「そんな、あなた何でもできそうなのに……ううん、そうじゃなくて、辛くはなかったんですか?」


そういうとちょっとだけ何かを言いかけたような顔をしたが、再び表情が戻り


「確かにね……でもね、あなたにはつらい言い方をするかもしれないけど、何とかしてみようと思ったの
小さなことでもちょっとずつね」

「やっぱり・・・・・・そうだったんですね、私も同じことしてます。でも今は………」

「しょうがないわ、そんなすぐにはわからない………ふふ」


懐かしいと思ったのか自嘲気味に笑う顔がのぞけた



「ど、どうしたんです?」

「あなたと話してると、昔のことを思い出してね、そうね……興味が出てきたわ
もしまた何かあれば、ここにこの時間くらいだったらいつもいるから、それにこれ電話。」

「………」

「まああなた次第よいやならいやでもそれはそれでも仕方ないわ、初対面だし」


でも正直言うと私もこの人に興味津々だったしもっと聞いてみたかった私は……


「いいえ、とんでもないです、私のほうこそ」

「ふふ、ありがとうじゃあこれね」


そういわれあの人は私に電話番号を渡してくれた。でもなんでここまで……


「どうしてそこまで……」


「言ったでしょう、あの事を思い出してちょうどあなたその時の私とどことなく似てたし、
何とかしてあげたいただの好奇心、なんとなくほっておけないのよ?迷惑かしら???」


そんなことない、むしろうれしいくらい


「いいえ、ありがとうございます。とっても嬉しいです……その………ちょっとしたことでもいいですか?」

「ええ」

そうこうしているうちにバスが来たようだ

「じゃあすいません今日はありがとうございました」

「ええ、いつでも待ってる」


私はとても希望が持てるというと大げさだけど、
なんか人生の先輩を得た気がして前に進める気がして光が見えた気がした



「(あんな人でも、同じようなことがあったんだ、私も頑張らないと)」



・・・・・



「間違いないわ……あの子………ああ見えて………これは面白いことになりそうだわ久しぶりに………」


笑みを浮かべていたなど思いもしなかった。もっとも知ったところでという話ではあったのだが………


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