R-18のため、分別わきまえた大人以外は責任持てません主に、悪堕ちがメイン(たまに恋愛小説)相互リンクもお待ちしておりますお気軽に!
いよいよお楽しみの完堕ち
最初はここまで引っ張るつもりはなかったのにw
ピタ……………


冷たい感覚が私を支配する
とても気持ちいい感覚少しでも触れるたびに


「あっ………」


凄く敏感に反応する
凄く心地いい……
こんなことなかったこんなことしなかったのにぃ………



「たまらないよぅ………」


あんなに嫌がってたのに
あんなに拒んでたのに……
駄目なのだって………


「気持ちいいんだもの……」


ああ………もうだめ……



くちゅくちゅとあそこを刺激するたびにいやらしい音が響き渡る
あんなに嫌がってたのに一度やると止まらない……気持ちい心地いい


そしてその行為その行為の音が
余計に私を刺激する


初めて味わう感覚はじめて楽しむ感覚についに


「いくぅーーーーー」



意識が遠のくのに
それがたまらないくらい私は愉しんでいた



くちゅくちゅ………



「(ふふ、あともう少し………)」



知らないところでもう一人の私……
導こうとしている何かが私をいざなっていた



そして私は
目を覚ました………








朝を迎える心地いいあそこからの刺激が伝わる
冷たい心地よい刺激で私は目を覚ました



「ああ………あぅぅ………」


気だるく起き上がり背伸びをする








妙にすっきりしてる……
全てを知ってしまったから………
それだけだと到底思えない………何か大事なことがあった気がするんだけど


思い出せない……何か重要なことだったような気がするんだけど



途中で何かがあったと思うんだけどて………それまでに何かして何かを知った気がするんだけど……



何だったんだろうあのこと全部夢………



「………」



「(いいえ、違う………)」


ううん違う……私の心が痛んでるのは感じる
教会のことは本当だ
あれは嘘じゃない……



とりあえずは整理しよう
教会には従っておこう今の私にはまだ何もできない
教会は憎い教会は敵
だけどそれの力がない………力がないのにこのままでいいのだろうか………




「(このままじゃあいけない………行けないわ)」



そう思いながらも私はいつもの日を過ごす



「姉ちゃん………」


「ん???ど、どうしたの????」


「なんかちょっと怒ってるの………
何かあれば聞くけど」



「えっ………そ、そんなことないわよ」



「そっか………ならいいんだけど」



この子たちは私のことどう思ってるんだろうか
ひょっとして私の様子を知るための教会からの差し向け………


教会だってああだったのに
この子たちは違うと言い切れるのだろうか………


「(嫌だわ……私………)」



ああ最低だ………
どこまで最低なんだろう私………
この子たちに罪はないのに………



教会、あの村を売る教会さえ倒せばこの子たちにきっといいことをして上げ
こんなおかしいことから解放できるのに、そうすれば本当の神様も私に救いを差し出して


ああそうできる
力が欲しい……


「(力が欲しいの………?)」



「(そう力が欲しいわ……偽善者を叩きのめし
新たな誰もが平等に誰もが自由にできる平和なことを………)」



「(受け入れる?)」


「(これが正しき力というのなら………)」


「(そうわかった)」






そこからたぎる復讐心闇の力に
私はもう一人の誰かの声に抗うことなく受け入れるようになり
いつの間にか進んで欲して受け入れようとしていた


シスターとして勉強することはせいぜい救護に関することだけ
でもその救護も所詮は教会に消えるまやかしに過ぎない


力を欲していた私は
私はあの本を手に取っていた


以前なら取るのもためらったのに今の私は違う………
この腐った事実をなんとかしないと闇に包まれるより恐ろしいことが起きる
そのために私はたとえ闇に身を変えても構わないとさえ思いだした



「どこまで読んだかしら」



私はそう言ってページをめくる
そして………


「ふふ、なんだろうこれ」




暗くなり月あかりだけが私の部屋を支配していた
でも何でだろうこのとき私はろうそくを灯さなかった
嫌ともす必要がなかったといったほうがいいかもしれない
むしろ月あかりだけの明るさがちょうどよかった


「ふふ、そうよこれよこれ………こんな良いものが書かれているなんて」


そこには闇の書の続き
罪とは死を持って償うべきもの
性は悦びを伝えるもの
性は我慢するものではなく解放するもの



「ふふ、本当その通りよ
バカバカしい縛りに惑わされてて偽りの神は嘘ばかりを教えてた」


私は心の底からこの書こそが聖書と信じて疑わなくなった
私がこうしたらと思うことばかりを書き連ねている事実だから
いや疑うことすら愚問に近かった


「あぁぁ………いいなぁ………淫魔はこんなことまで好きにできて
女が女をやるなんてどんな気分なんだろ」


自慰だけでも凄いのに
これが相手、しかもあれをいれるなんて考えただけで………


「あぁ………駄目よ……駄目よぅ……
折角読んでるんだから………」


素晴らしい聖書を読んでいるのだから
確かにしたいけど今は我慢しないとぅ………あはぁ………



「あらふふ………何かしら………」


あそこが熱くなるのを感じながら
私はそれを押し殺しページをめくるとそこには


「闇の魔法………面白そう………」


そこには闇の魔法
闇といってもそれはシスターと一線を画す魔法
つまりは攻撃魔法だ


攻撃といっても様々
圧倒言う間に灰にしてしまう火や
相手を凍らせる氷の魔法
相手を感電させる雷の魔法


「ふふ、面白そう……詠唱もちょっと違うだけで対して難しくなさそう
これなら………これなら………」


今まで私を騙していた愚かな教会の人や
私を犯してくれたあの人達にそれをしようとすると
笑みが漏れる


「あら………」


続いてページをめくるそこには



「闇の呪法………何かしら………」


そこには
相手を死に一瞬にしていたらしめたり
相手を操る………正に禁じられた闇の魔法が書かれていた




「ああん………凄い………でも一瞬で死んだりしたら全く面白くないわね
クズにはクズらしい死に方を長く苦しめる死に方をさせないと面白くないわ」


本人の気付かないうちに闇の力は浸透を始めていた
いや本人は気付いててその闇の力を受け入れていたといったほうがいい


もはや彼女は闇の教えこそが真の神として絶対だと
刷り込まれそして事実現実として教えられたようなものなのだから




「確かにこれだったら私にも出来そうだ………
でも手順が面倒ね」


その書には性を尽くすことが記されていた
その力を増幅させることにより
闇の呪法ができるとされていた



「でも、クズにだったらいいかも…………ふふ……そのためにももっともっと
奉仕をしないと………」


部屋の中だけとはいえもはや
自分を隠すことはなく素直に受け入れ



「そのためにも……まずは………この疼きを沈めないと………」


そう言うと


「あん……………駄目よ……そんなにしたりしたら………でも」



止まらない止まらないの
気持ちいい………これが悪いことだと思ってた自分がバカバカしい
私は誰に教わるでもないのにあそこだけでなく胸も触る


「あひゃんん!!」


ピンと背筋がそり立つ
それも気持ちいい
それが手伝い
さらに指の動きが加速する


深くより深く潜り込む
余計に敏感になってくるのがさらに堪らない


「ああ………あああぁぁぁん………」


全身を快楽が支配して行く
闇を受け入れることにより得られる快感、性による快感
次第に何も考えられなくなり、体全身がうずき出す………


「ああぁ………い、いく………」




体が震える頭が何も考えられなくなっていく
真っ白になっていく


「い………いくぅぅぅぅぅ」


私は誰に教わったわけでもないのに素直にそれを口にする
性に身をうずめる
それが闇の力によるものか
自分の意志か分からないだけどそれがたまらない快感を呼び
さらに身を寄せていく




・・・・・・



真っ白………
真っ白なはずな私の目の前には
苦しんでいる男の姿がある


そこには私に似た淫魔が犯す姿を傍観者のように見つめていた



「(たまらない………ああ、私もああやって
クズを一突きにしたりしてやれたらどれだけいいだろう……)」


そんなことやったこともないのに……どんなことになるとも知らないのに
私はその行為に思いを巡らす恍惚感を浮かべる


「(私も………私もやりたい……犯してやりたい……)」



「んん………あはぁ………はあ………」



当たりを見るそこにはぐっしょり濡れたシーツと
あらわになった私の裸体



「ああ……なんだ夢だったの………」


面白くない……折角の行為が夢だったなんて



ベッドの上で悪態をつきぐったりとなる。




でも



「気持ちよかった………」


夢もそうだけど寝る前の自慰が気持ち良かった
私の顔に満足そうな笑みが浮かぶ。
うふふ………気持ちいいわ


どうして神はこんな気持ちいいことを汚らわしく思うのかしら
でもそれは愚問ねだってその神は偽神だから


「ふふ………」


濡れてべとべとになった指を灯りにかざす。



「うふふ………堪らない……もっともっと奉仕して早く闇に身を委ねたい
………だけど………まだまだ隠しておかないとね」



そう言っていたずらっぽく笑うと、私は着替えをして教会に行く
もちろん聖書は手放さなかった。闇の性書を



そして今日は珍しく誰も来ていないので私は表の顔をはいだ


「ふん、こんなもの」


そういって汚い聖書を私はぽいっと本棚に投げ入れる



「ふふ………ごめんなさいね私の神様今から
この聖書を学びます」


そういい私は闇の呪法。私の聖書を取る
少しでも早く奉仕するために



そうして読みふけっているとき







ドンドン!!


「(あー何よ人が勉強してる時に………)」


そう悪態をつきながらも、私はシスターの顔を使う


「(あー行けないわ……あくまでも人の良いシスターを演じていかないと
この人たちをよく見極めないと………
一緒にいるべき人なのかそれとも違う人なのか……)」






完全に中身はシスターという殻から脱皮しようとしていた



カチャ






「どうしました急に?」



「シスター様どうもお忙しいところすみません」


「(全くだわ)………いいえ、私ちょうど今時間が空いているところです
何かあったのでしょうか?」




「ええ、それがまた何ですよ今度はあいつ魔物で出くわした人を助けるって
行って大変なことになって」


ホント学習しないバカな人
勝手に怪我をしに行くようなものじゃない


ったく


「(それでも行かなかったら面倒なことになりそうねしょうがないわね)それはたいへんでしたね」



「すみませんがもう一度お願いできますか?」


「ええ、これも「神」のご意思でしょうわかりました案内していただけますか?」


「ええどうぞ」



そして私は内心バカバカしい勝手に怪我をして
と思いながらその場所に行くすると


「ああ、この前のシスターさん………また来てくれたのか」


「寛大なシスターさんに感謝することだな」


「いえ、私がそうしたいだけですから」


「本当に
あなたは本当出来た人だ……では頼みます」



「そう言ってくれると助かりますそれではお願いします」


そうして私は回復魔法の詠唱をし
その人の傷を治す


これもほとんど時間はかからなかった
以前の私ならかなりかかってたほどの傷なのに………



「いや本当すまない………」


「いいえ、大事なくてよかったです」


「しかし、シスターさんあなた人が良いのはいいことなんですけど
気をつけたほうがいいですよ」


「というと???」


「いえね、シスター様はいい人だしそれは分かっているんですですが」


「ですがどうしたのですか?」


「いえ、そのシスター様以前負傷兵をなおしてそしてこの村を襲ったことはもう痛いほど
分かってますよね………いえ、シスター様をせめてはいないですよ」



「はい……」


「その、なんといいますかその逆恨みしてる連中がいまして
こんな人たちを助けるシスターなんて許せないっていう」



「ああそういうことですか………」



勝手なことだいつもは助けてとか言うくせして
自分たちに不利益なことが被られると手のひらを返す
そんなになんとかしたいなら、自分たちで何とかすればいいのに


「でもしょうがないでしょうそれは、私も同じ気持ちにならないとは限りませんから」


あくまでも使い分ける
私は今はシスターである
当然何かをしたい衝動に図られる………



だけど明るいし人が見ている
どうせそんなのは出てくるだろうと思っていたあの負傷兵を知っていれば



「では道中気をつけてよければ教会までご同行しましょうか?」


「いいえ、大丈夫ですわざわざ気を使ってくれてありがとうございます」



そして私は用もないため教会に帰る
いや帰ろうとしたのだが


「ついに見つけたぞシスターハルカ」


男女数人が私を取り囲むようにして私を威圧する
なるほど先ほどの人の忠告はこの人たちのことか



「どなたさまで」


私はすっとぼけて聞いた


「そんなことどうでもいいんだよ
お前だな俺達の町を襲っている負傷兵を治したというのは
どういうことだ」


「どうも何も……それがシスターとしての仕事だからです
傷ついた人を助けるあなたたちがいつも私たちにお願いしていることでしょう」


私は冷たくあしらうどうせこんな人たちに言っても
同じことになるのは目に見えていた
しかしそれに腹が立ったのか


バキ!!!!


「いた!」


「てめえの所為でこの街はめちゃくちゃだよ!!!
街は荒らされ男は殺され女は奴らの奴隷だ!一体どういう責任とってくれるつもりだ」


「それについてはお詫びします
ですが私はシスターです。人の奉仕をするのが私のすることなのです



「知るか!!!奉仕した結果がこの様じゃねえか!!!
てめえが何か出来るのか出来ねえだろ!ったくでしゃばんじゃねえよ!!!」


「そうよ!!!私あいつらに子供を殺されたのよどうしてくれるの!!!!」


「そ、それは…………」


「お前なんかこの街からさっさと出て行ってほしいものだ」


「ええ、せめてそうすることが奉仕というものじゃないの」



「奉仕……それが奉仕っていうのですか!?」


「ええ、そうよあなたは悪魔よこの街に災厄をもたらした悪魔
ならこの街から消えてなくなるのが奉仕って言うのは自然な流れじゃないの」


「そ、そんな…………(そう……そうするのね………)」



そうか………人間ってそういう生き物なのか都合よく私を利用して
使えないと分かれば罵り……使い捨てる………






何で私がこんなことされないといけないの………
あれだけシスター様シスター様って言ってたくせに



そうよ神なんて嘘
こんな人たちを助けるのが奉仕なんてそんなの奉仕って言わないわ
だから神は偽神……そうでなければこんな人たちを助けるのが奉仕って嘘言わないもの



そうよ神なんて神なんて………いっそのことここで………



「(いいえ………今は待つの……今は今は我慢しなさい……)」


我慢なんで???



「(あなた今こんなに明るいのよ幾ら人通りが少ないからって目立ちすぎるわ
それにね夜になったほうがいろいろ便利なの分かる……お願い)」


「(分かったわ………)」


私はいざなう声を受け入れる
こんな偽善よりよほど信用ができる
私はぐっとこらえて



その人たちに背を向けるそしてついに………




「すっかり夕方になってしまった随分遅くなってしまったわ………」



結局あれから帰る気も起きず私は人気のいないところで久しぶりに寝てしまっていた
いつの間にか夕方になっていた
でも帰らないのも不審がられるので教会へと帰ろうと思った時





「は、ハルカ姉ちゃん………」


「あっ………こんな遅くにどうしたの?」



「それはこっちのセリフだよ。姉さんこそどうしたのこんな時間にふらふら
それに髪もくしゃくしゃだし
もうお仕事終わっちゃったの?」



「………」


本当のことを言う気もなかったしこの子に本当のことを言っても
困らせるだけだし何も変わらない
だから私は


「ふふ、なんかしてると思ったの」



「いやそういうわけじゃないんだけど………なんか辛そうに見えたから」



「ふふ、ありがとうね」


そういって私は髪の毛を軽くくしゃくしゃしてやった


「ごめんね、この前は………」


「何が???」


「姉ちゃんに何もできなくて………凄く悔しかった……それにハルカ姉ちゃんいつも
あんなに優しいのに、なんか変わったとか言っちゃって……ごめん
それにハルカ姉ちゃんだけ酷い目に会うなんてあんなことさせたくない」


「………そう………でも駄目よあなたたちはこれからの子なんだから
私は大丈夫………ねっ」



「うん、ならいいけど………やっぱ僕、男だし姉さんにそんなことさせられないよ」


「大丈夫だから気にしないのいい」


「うーーん………」


「分かってくれることが私のお願いよ……いい」



「お願いならしょうがないわかった」



そう言って私はまたなでる
本当にこの子たちは可愛い
これは本心だ確かに教会を憎んでいる
街の一部の人間を嫌悪しているけど


だけどこの子たちは別だ
この子たちにはそういうのを感じないしする顔に見えない
何とかこの子たちのためにも私は何とかしてやりたい
そのための力が欲しかった


出来ない自分が情けない………
しかしその願いがまさかかなうときが来ようとは思わなかった





「へへへ」


「!!!」


「お、お前ら!!!!」


「何だこんな時間にふらふらと……へっへっへ俺が聞いてやろうか」


「あなたのような人など相手にしません!!!!
ご厚意結構ですが邪魔です!!!」



「(ふふ、もういいのよ………やっていいのよもう誰も見てないわ)」



「で、でもこの子が見てる………」


私はあの人たちにはっきりと拒絶する
私はもうこの手の奴らには容赦しない………でも子供が見ている
迂闊にはできない



「へへ、いい度胸じゃねえかもう一度やられねえといけねえようだな」


「(何とかしないと………もう魔法は使える……でもこの子が見ている)」


するとそこに


「おい、止めろ!!!!姉ちゃんに手を出すな!!!!」


「へへ、なんだクソガキやる気か?」


「僕は男の子だ!姉ちゃんに手を出すな!!!」


「へへ、ガキがなにを……ぐっ!!!」


そう言うや否や


「どうだ!!!ガキだと思ってバカにするな!!!!」


「ぐっ………へへそうだな、ならそれなりにしてもらうぞ……」


そう言うや否や立った気付いた時は……


「あっ………」


何が起こったか分からなかった気付いた時には
その私を助けようとしていた子供は血だまりのあとを倒れていた


「きゃあああああああ!!!!!!」


叫び声いや悲しみの絶叫だった



「へへ、大人しく聞いていれば痛い目を見なかったものを」


「………」



私はすぐにその子に駆け寄った血で汚れるのなんて全く回らず


「う、嘘よ……嘘よ………ああ………なんでなんで………!!!!」


ぽたぽた涙をおとすそんな涙に気付いたのか……


「………あ……あれ………姉ちゃん泣いて………んの……」


「バカ!!!!どうして、どうして!!!!こんなバカなことしたのよ!!!!
私なんて私なんて我慢出来たのに!!!!」


「だって………姉さんがぼろぼろになるの耐えられ……なく……て……
はぁ……でもよ……かった……ちょっとは……役に立って」


「全然立ってないわよ!!!役に立つためにあなたはまだ死んでは駄目なのよ!!!!」


「ちぇえ………でも………ごめん………なんか血が出たらさ
もっと苦しく死ぬと思ったのに………ぜんぜ……ん、苦しくなくて………
ごめん……ね、守れなくて………眠くなってきた……」



「駄目よ!!!寝ては駄目よ!!!!」


そういう私の呼びかけにも……


「ああ………ああ………」


私の中で手をだらんとして
息絶える………


「へへ、次はいよいよお前の番だ心配すんな殺しゃあしねえからよぅ」



こんなこんなことってあるの………
なんで……なんでよ……どうして………こんな良い子たちが苦しんで死んで



「(なら簡単じゃないこんなクズな人たちなんて……)」



「(そうねクズなんだからやってもいいわよね……)」



偽善者、そしてクズな人たちはのうのうと生きてしたり顔してられるの


もう私は迷わない………人間はクズよ……そんなクズ達を奉仕しろなんていう
教会・神なんて偽善者のクズよ……許せない……絶対に許せない……


「(ふふ、もう迷いなくできるわね)」


「(ええ、手始めにこの子の無念を晴らさせてもらうわ……)」


「へへ、何ぶつぶつ独り言言ってんだ
へっへなんだ神頼みのおまじないか……おい



ふふふ……よくも今まで私を騙したり私の大事な人たちを次々と奪っていったわね



赦さない………
こいつらは赦さないわ………




ゆっくりと立ち上がる。




「赦さない………お前たちは赦さないわ」



人間とは思えない憎悪にたぎる瞳で男をにらみつける。
その口から再び呪文が形作られた。


そういい私は詠唱を唱える


「ひゃははは、なんだ命乞いの呪文か?」



今のうち笑っているがいいわ
すぐに思い知らせてあげる
そして私は詠唱を終わりその男にぶつける
すると……


「なんだそりゃ………ぎゃああああああ!!!!!」


最初は小さな火がその男のもとへ行くと一気に巨大な炎となって男を燃やし始めた



私はその男の悲鳴がスパイスとなってさらに罵る


「ふふ、どう私の熱い炎はそのまま逝っちゃってもいいのよ」


「は、はなしが……シスターは攻撃魔法が使えないはず……」



「ふふ、あなたたちのおかげ、私はあなたたちのおかげでもう迷いがなくなったの
その点だけは感謝するわ」


「ひぃぃぃ……く、苦しい!!!!お、お願いだあ助けてくれええ!!!!!」


「ずいぶんと都合がいいお話ね今まで散々私たち村の人達全てを
好き放題にして挙句の果てには子供まで殺しておいて」


「た、頼む……これから心を入れ替える……頼む……」



もちろんそんなこと嘘だと分かっていたでも私はもっと絶望を与えようと思った


「そう……分かった………ではその炎を無くしてあげる」


「(バカが……このクソ女をたっぷりといたぶってやる……)」



そうして私は詠唱を唱える
そして


「これまでの罪を改めあなたが新たな階段を上ることを願っています」


そういい私は燃えようとする男にある魔法をかけて上げた


「(バカな奴だ……すぐにあの女を……………っておいこれはなんだ)ど、どういうことだお前……」


しかしその男はその魔法をかけた途端確かに火は止まったが……



「あら、どうしたの?そちらの言われた通り火をやめましたけど」


「ふ、ふ、ふざけんな……なんだこの魔法異常に異常に寒い……」


「ふふ、誰もあなたを殺さないなんて言ってないわ
あなたはその罪を償わなければならないわ。」



そうそれこそが本当の神の教え
罪を犯した人まで救われるというのは偽神の詭弁


それを私はあの本でそしてこいつらに教えられた
私は絶対奴らを赦さない



「頼む……俺は生きたいんだ……
まだやりたいこといっぱいあるんだよ……頼む」


「ふふ、それより小さいあの子はもおーーっとやることいっぱいあったでしょうね
あなたはその子の将来をただ自分の欲望のために絶ったのよ
あなたはその罪を償わなくちゃね、安心して………痛いのは一瞬」



「あ……わあああああ!!!!」



そして私は、完全に根を止めるため、魔法をかけその男は息絶えた



「………」



仇は取ったそのことは良かったこれでこの子は浮かばれる
でもそれだけの高揚感だったのだろうか………
今も興奮してる………胸が熱くなりそう……なんだろうこの感じ


「(ふふ、どうだった?)」


「どうって………?」


「(仇を取って……)」


「仇………仇だけなの……」


「(ふふ、どうしてそう思うの……)」


「ど、どうして?」


なぜだろうこの高揚感、仇だけとは思えない
何か別の何か………



「(あなたはその男のクズが死ぬの見てどうだったの)」


「わ、わたしは……」


クズな男が命乞いするのが………
ああ……そうよ……私は


「解放するのが凄く楽しくて……そう
クズ……いいえ虫けらが命乞いして絶望して死ぬのが
ぞくぞくした……たまらなかった」


ああ、そうよ私は仇打ちとは名目に過ぎない
私は私は



「………楽しかった……抑え込んでいるものいっぱいいっぱい
解放して………縛られていた生活から解放されて」



もっともっとぞくぞくしたい……
あの体が震える高揚感もっと味わいたい


「ふふ、やればいいじゃないの
殺すのはクズよ構わないじゃない」



そうよクズなら何の問題もないし……
ああそう思うとあそこが濡れてきた………


「ふふ」



私は戸惑いがなくなる
その後は、つい先ほど罵って私をある意味
助けてくれた人たちのもとへと行った



「ひ、ひぃぃぃぃぃぃ!!!!」


「さっきまで私を罵しってたくせに何よ
私はあなたたちの言うように悪魔、そう悪魔よ
だからそれなりのことをするように決めたの」


今度は私は火の魔法……を使って一瞬で
やった



「あーあ………火の魔法は面白くないわね……
やっぱり氷………ううん、一瞬でやるのも面白いわね
ふふ」


クズはいっぱいこの世の中にいる
ただ、そのクズを粛清して
そして魔法を使ったりやったりして
ぞくぞくして………


「ああ、たまらない……何で何でもっと早くに気付かなかったんだろ」




心だけでなく体までいよいよ塗り替えられるようになった
シスターという殻を完全に破るきっかけを作ったのは皮肉にもシスターにすがりつくもの
そしてそれに付け込むものだった



それを完全に破りいよいよ完全に淫らな女としてなり変わりつつあった


「もっと……もうっとやってやらないとね……ああ、そう考えるだけで
………ぞくぞくしてきた
あぁん………」


こうして一人の聖者が闇に堕ちていく
内部である変化とともに………


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