R-18のため、分別わきまえた大人以外は責任持てません主に、悪堕ちがメイン(たまに恋愛小説)相互リンクもお待ちしておりますお気軽に!
さていよいよ次からってところですね
凄い埃……


こんな埃ちょっとやそっとのものじゃない
どれだけ昔のものなのだろう……


私は埃を払ってその本を手に取る
以前の私ならそんな本触ろうともしなかったのに
気にも留めず私はその本に目をやると


「闇の書」


と書かれた書物があった


全然見覚えがないはずのものを私は興味本位でのぞくと


「闇の物・魔法・淫魔」



かなりかすれている書物であるが何とか私にも読める
私は正直、揺らいでいたのかもしれない以前の私ならきっと奥にしまおうとしていたものを
開いた………


神と全く正反対の淫魔のこと……そしてその淫魔はどういう存在であり、
どんなことをするのかを書かれていたものさらには


「淫魔が使っていた魔法………」


淫魔……性を吸う悪魔だと聞いていた
だから魔法なんてそんなもの使えないって教えられていたのに
何かが違う……この本が嘘をついているのかそれとも……


どういうことなんだろう分からない……あんなこともあって分からない……
でもそれなら尚更読んで真実を確かめなければいけない
そう思い私は手にとってページを開こうとすると……


「ハルカ!いるの!?ちょっと来て欲しいんだけど!!!」



先輩の声がしたので私はふと我に帰る


「………あっはい今すぐ!!!!………行けな行けない……仕事に戻らないと」


別にすぐ読まなければいけないってわけじゃないんだし
それに私は神の使い
いくら多方面から情報を得ようといったって



私はシスター
神の教えを守りそして
奉仕し村の人達の安全を祈り救護するのが第一
それを履き違えてはいけない



私はその本をまた終った……
でも分からない何でこんな本が何のこともなく村人の一介の人達
が所有していたのか



考えても分からない
とにかく私のやることはいつもやること


そう結論付け私はいつもの仕事を行っていた


あれから街はいくらか平穏を取り戻し
すっかり子供たちもあの頃怖がっていたのが嘘のように


「ハルカねえちゃーん」


「ふふ、今日も元気にしてる」


「うん、僕らは元気だよこんなふうに」


「きゃっ!!!」


そう言うとこの子たちと来たら……


「ちぇ……白じゃないのかつまんないなあ」


「もういい加減にしなさい!!!!」


もちろん怒ってるふりをしてるだけ
実は私は嬉しかったこの子たちがようやく笑顔を見せていることが


あの件以来この子たちすっかりおびえてしまっているように見えて
立ち直るかどうか私としては心配でならなかった




「ったく………でもよかったわ私心配だったのよ」


「へへ、あんがと……でもさ……それもこれもお姉ちゃんのおかげなんだよ」


「わ、私が???」



「あの時姉さんが僕たちを守ってくれたから
だから僕たち決めたんだ、そんな姉さんのためにも
しょげちゃあいけないって………」


「あなたたち………」


「へへ、ちょっとかっこよかった」


「ちょっとね………」


そんな話をしているとき


「きゃああああ!!!!」


「えっ何!?」


いきなり悲鳴が聞こえる



「へへ、今日は来てやったぜ」


「あ、あなたたちは!?」



思い出したくもない人たちが私のそして
悪夢を与えたこの子たちの前に現れる



「あ……ああ……お姉ちゃん………」



「大丈夫よ………私の後ろに居れば大丈夫だから……」



「へへ、お優しいシスター様だなあ」


そんな汚らしい声を聞いたら
私は感情の高ぶりが止まらなかった


「あなたたちどういうつもりですか!!!
この街にはなにもありません!
もう二度とこんなことはしないと誓ったのではないですか!!!」


「へへ、俺達はそういう輩よ。それにこねえとは一言も言ってねえし
その場は手を出さないといっただけのことよ
確かに
こんな街しけてるもんだから別にどうでもいいんだが
俺達は女が欲しいだけよ。シスターさんあんたみたいななあ」



「………なぜです……あなたたちは下級の兵士とはいえ
私と同じ志。街の人の平和を願うため戦う人たちではないのですか?」


「けっあほらしい、そんなものを守って何の得になる」



「あなたたち恥ずかしくないのですか?
それにそれがそんなに馬鹿らしいことですか?
利益にならずとも助けるということはきっと」


「けっ………若いなシスター………世の中って言うのは非常だ。常にやったもん勝ちよ
俺達のようにな」



「ああ………なんてことなのでしょうか………これが現実なのですか?
教えてください誰か………」



「へへ、今日もじっくり可愛がってやるぜ」
もちろんシスター様が逆らうって言うなら………」



従うしかなかった………
抵抗したくても私にはそれを出来るすべがない
いや違う……したとしてもどうなっていたか


何より後ろにいるこの子たちにもしものことがあれば……
それでもっと悲しむし悲しんでいく人が増える



従う選択視しか私にはなかった
悔しい……本当に悔しい
何もできない私……人を信じて裏切られた結果の私
守れなかった私………何もかもが悔しかった


そうしてしばらくしてしまうと男たちは満足したように



「じゃあ俺達は別の場所で盗んで楽しませてもらうとするか」



「………」





・・・・・


「ね、姉ちゃん………」



「あなたたち………どうして逃げないの危ないでしょ……」


「逃げられないよ……逃げられるわけないじゃん姉さんが
あんな目に合ってるのに……僕悔しいよ………
姉さんがあんな目に会うのに何もできないなんて……」


その子には目から本当に涙があふれていた


「大丈夫よ……私は大丈夫だから………ねっ」


「姉ちゃん………」



「ほら、そんな顔しない。いいあなたたちがそんな顔したら誰がこの街を支えるの
あなたたちはこの街の希望なんだから」




「うん」



もちろん、私は大丈夫じゃない
私はつらかった………
でもそれを出すと子供たちがますます不安になるしそれだけは絶対してはいけないことも
分かっていたから



シスターの職務それは十分理解してる素晴らしいこと
だけどそれだけが世界を救えるとは今の私には到底思えなくなった


今まで救護・尽くして行けば何とか更生し民のためになると思っていた
実際今まではなっていた
でも実際どうだろうどんなにしても駄目な人は駄目


もちろんそうは思いたくなかった
思いたくなかったのに、私ははっきり言うと幻滅していた


きっとどこか更生の余地があるそう思ってあの日以来も思い続けただけど
結果はこれだ
こんな人たちを救う価値なんてないとはっきり思うようになった


ああ、神とは何なのですか……
そこまでしなければ私たち人間はいけないのですか?


どうして加害者側が一方的に許されるのですか
等しく罰せられなければいけないのではないですか?
教えてください



いろんなことがここ数日で起こりすぎて狼狽している
今日は早く寝ようそう思い蝋燭を消そうとした時


「はぁ………疲れちゃった………」


「ふふ、お疲れ様」


「えっ………」



どこかで聞いた声私は思わず後ろを振り返る


「大分お疲れの様子ね……」



「あ、あなたは………」


その声の主はそう本を預けてほしいと依頼してきた人だった


「あのどうしたんですか?」



「あなたに用があってきたの」


「何のですか?」


「ふふ、それはね………」



「うっ何!?」



突如その女の人の周りから光が浴びせられ
私の視界が遮られる私の視界が見えたときそこにはありえない光景が映っていた




「ふぅ………この姿での対面は初めてね」

「う、うそ……こんなことって………」


「…………」


そこには悪魔……淫魔が私の前に立っていた
胸を恥ずかしげもなく強調させ
黒い大きな翼。そしてエロスを感じさせる表情雰囲気



「あなた………」



「ふふ、驚いているようねまあ無理ないか
私たちのこと教会では絶滅していると教えられているし
それにある種畏怖されるように教えられてたわね」



「………ああ……私………」



殺される……そう思った



「怖がることはないわ……私あなたを殺すつもりで来たわけじゃないのだから」



「えっ………どういうことですか?」



「あなたの心から迷いが見えたそしてその心の中をちょっと読みとったの
私はその心からあなたの中に淫魔の資質を感じたの」


「わ、私の心……わ、私は………シスターです
私にそんな邪な心など」


「あらあ………それはどうかしら……
あなたの心を読ませてもらったって言ったでしょ」



「…………」



「あなたは今まで教えを信じて懸命にやってきた
でも現実は違っていたそして今でも信じられないことが目の前で起こっているのでしょう」


「………」



ああそうだ……今でも起こっている
淫魔は、とても怖いもの人間の精気をすい
干からびるまで吸いつくし、そして殺して行くとても怖いもの


でも違う現実は違っている
私にこうして接している
実際にはなにをしてもそれに対して突っぱねて
酷い仕打ちをする人の皮をかぶった悪魔のような人がいて


何だろう一体何が……


「ふふ………どうしたの顔に元気がなくなってるわよ……」



「………」


「シスターあなたは代わりたがっている私の本に手を出そうとしたのが何よりの証」



そうだ……そう言えばどうしてあんなものが




「聞きたいことがあるわ………」


「ええどうぞ」



「どうしてこんなものを私のところに持ってきたの?
もっと直接的にやればいいだけのことでしょう」



「出来ないことはないけれどね。それではあなたの中に秘める淫魔になれない
ただの人形になる。それにあなたはこれを読んだということは少なからず
疑問を持っているのでしょう?」


「………そうかもしれない………でも私はシスターなのよ………今更こんなこと……」


私は言葉を続けようとすると


コツコツ


「………な、何を……」


こちらに歩みを進め身じろぐ………
しかしやってきたのは……



「かわいそうに………ここまで洗脳されて……」


「わ、私は別に洗脳なんて……」



そうして私を包み込みそっとよせる
大きな翼で隠し


「私があなたを正直にして上げるその時あなたは知るのよ
本当の貴方を」



「や、やめて………」



息を詰めるかのような抱擁から
私は……


「あ………ん!!!!」



唇を奪われる
息もできない苦しい………
なのに次第に気持ちよくなってくる………



ああ………何なのこれ………
陵辱されていたあのときとは違う………気持ちいい
体がビクってなる………何だかわからないけど………ああ心地いい………



神様の教えで行為をするのは一生をささげる人にたった一度だけという教え



でもなんで………何でこんな気持ちいいことをしてはいけないの
何かがおかしい………そもそもこんな教えって誰が決めたの
神様………それとも………
って………私なに考えてるの………


とそこへ……


「ぷはっ!」



そこにいきなり現実に襲われる……急に現実に襲われ
私は我に帰る


「いきなりなにをするの!!!」


「ふふ、今までいい顔をしていたのに残念
よほど洗脳の効果が高いと見えるわ
安心してあなたに害を及ぼすものをしてないわ
ただ、あなたが素直になるようにしただけだから」



「私は素直よ……今も………」


「ふふ、じきに考えが変わるわその時あなたは今と同じことが言えるかとても楽しみだわ」


「私はそんなことない」


「まあいいわ………その方がより興味あるし
もし迷ったり何かを変えたいと思うならその本をまだ読んでみると良いわ」


「そんなものいらない………」



「それでもいいわ………持ってるだけでも
あなたシスターだから管理してくれるって言ったじゃない」


「ま、まあ………預かるだけでしたら」



「ありがとう………私に会いたいのなら私のことを思い出してすぐに駆けつけるわ」


「そんなことしないと思いますけど」


「ふふ。たわごとだと思って聞き流して別に聞いてなにもするわけじゃないんだから」



「………」



「ふふ、じゃあまたの再会を楽しみにしてるわ
その時あなたは………」


気になる言葉だけを残すと
淫魔は私の前から消えて行った………



私が私がどうにかなるの………
でもなにも感じない……特に異常も見られないし………



腑に落ちないのはキスをされた時私の考えてることが分からなかったことくらい
でも今ははっきり言って……何もないし………
それに話したところ街に何かをするそんな感じもなかった


疲れているのだろうか………色々なことがあって
混乱しているちょっと遅くなりすぎた
寝て明日に備えないと






「(ふふ………やはり凄い素質だわ………とっても淫らで快感を味わう子に育つわ
これから楽しみね………)」



その後あの淫魔が来ることはなかったそしてその翌日



「今日も頑張ろうと」


シスターとして疑問に思うことはあったものの
人間だから当然と割り切って考えることにした私はシスターの職務に励んでいた
そして教会の整理をしているときだった



トントン!



何なの朝っぱらから………



「はい」




「あ、し、シスター様………す、すみません
こんなに早く」



「どうしたのですか?謝って」



「し、シスター様怒っているのですか?
何かあったのですか?」


「えっ……どうしてそのような……」


「顔が凄く怒ってて………」



「えっ……あっ………す、すみませんそういうことでは」


「まあしょうがないですよね………
これだけ毎日、大変なことが起これば………
すみません」


「いえ………そんな私こそ………」



どうしたんだろう……人様に怒っている顔を見せるなんて
今までどんなことがあってもそういった類は見せず
笑顔を見せて頑張ろうとしていたのに



やってしまったものはしょうがない
これから神に奉仕すればきっと神様は許してくれる
そう信じ………


「それよりもどうしたのですか?」



「ああ、そうでした何度も何度もすみません
あいつ怪我をしてしまいまして……シスター様忙しいのは分かっているのですが
なんとかしてやってくれませんか?」


「一体どうしたのですか?」

「ああ、少し用事で山に行った帰り道で魔物に襲われて
あいつドジでよく怪我をして」


「分かりましたそういうことならいきましょう」





大した怪我ではなくすぐに終わるだろうと思って
来てみたら



「ああ………来てくれたのか……」



「ったくこのバカ俺の忠告無視してこんな無茶苦茶なことするからだぞ」


「しょうがねえだろ……そう言われたけどみんなが困ってるんだやらんわけにはいかんだろ」



「あの大体は聞いたのですが……一体………」



「ああ………実はですね………こいつ最近はやり病が治る薬があるとききつけて
それを取ってくるといって……でもそこは魔物がいまして」



「はぁ………ということは」



「はい、案の定大けがをしまして………体力だけが取り柄ですからねこいつ」


「いててて………」


「シスター様申し訳ありませんが………どうにかなりませんかね?」


「人助け………ですか………分かりました微力ではありますが
なんとかしてみましょう」



そういって私は治療を施して行く
難儀になるかと思ったんだけど


「す、すげえ………」


「(嘘…………)」



「あ、ありがとうございます!」


「本当に良いシスターにあえて感謝してます………
一層村のために頑張ります」


「ええ………それは何よりです………



思ったより……ってそんなところではない
私こんなに治癒力なんてない……いやそれどころか
私の周りにだってこんな………
いくら修行を重ねるように鍛錬してるとはいえ
こんなことありえない………一体これは何なの


「…………ふぅ………」



それにしてもこんなことして何になるんだろう………
こんな人たちだけならいざ知らずこうしても結局は何もならないどころか
結局なにが良くてこんなことしてるんだろ………


こんなことをしてなんになるのだろう
こんなことをしたから私はあのようなことをしたのだろう



「(わ、私………なに考えてるの………)」



さっきから自分の思ってないことが浮かんだりできなかったことが
簡単にできる
一体何なのこれは………


「………疲れてるのかしら私………」



そうとしか説明できない
今まで思っていなかったことが出る……それは疲れてるから
でも、あの治癒あれだけは分からないわけなんだけど………


なんか変だ………

















疲れ切っていた私は、寝ることにし
普段まだ行っている教会の準備・そして鍛錬をしないで寝ることにした
そして寝ることを大司教様に言おうとするところ



「ん???」



何だろうひそひそと話声がする



「しかし、あんたもタチ悪い人だな大司教さんよぅ」



「ふふふ………いつも悪いな」



「最初はビックリしたぜ、自分の金のために村を襲えといったときはね」




えっ…………


「最近金周りがなくなってきて、出世もしたいのでなそのためには金がいるのでね、どうしようかと考えたところお前たちがいたからな」



ここの教会では、けが人を治すとその村から心ばかりの報酬が得られる
得られるんだけど………どういうことなの………



「そのために俺達を使い村人に怪我をさせそして報酬を得るか
ほんとこれが大司教とは聞いてあきれるだろうな」



「だからその見返りとしてあの女を寄こしてやったんだろ」



「あんな美人そうはいねえしな従って従順だし……ったく、大司教さん
あんたあんなシスター様を売るなんて相当な悪人だぜ」



「神なんてものものはまやかしにすぎん
所詮、世の中は金よ、金のあるものが世界を動かし奉仕できるな、はは」


「大司教さん、俺達も相当な悪だがあんたには敵わねえわ」



「ははははは!」



…………ああなんてことだろう………
今まで信じていたものが偽善者による教えで偽神によるものだったなんて



ああだからあんなくだらない教えだったんだ
そんな下らない教えに信じ切ってたなんて
ああほんとうにバカバカしい………飛んだ茶番で凄い滑稽だわ………
あはははは………ふふふふ


「許せない………」


あの悪人たちは許せないがもっと許せないのは
権力欲にまみれ私を………いやそんなことよりこの大好きな村を売っているということ


その目にははっきりと憎しみの色が映っていた



「私に力があれば………力が欲しい………」



結局これが人間なんだ………
何でそんな人間に私は今まで奉仕なんてしようと思ったのか


バカバカしい……そんな私に腹が立つ……
私は神を捨てた



ああ、私はどうすればいいんだろう



「そうか………簡単なことだったんだ」



神の教えなんてもうやらなければ良い
正反対のことをすればいい



あんなに嫌だった行為が今では受け入れられるどころかそれをしていくと



「あ………あはぁ………イィ………」


その行為を受け入れ
もっと欲しい
と知らず知らず私は腰を振って気持ちよさをもっと受け取ろうとしていた


「ふふ、分かったようね自分が何をすべきか……」



急に私の頭の中で囁く言葉


「最初は……こんなこと………凄くけがらわしくて……」



「そのけがらわしい行為を教えた神様たちは束縛し嘘を言っていた
そしてその嘘を言っていたその人たちに神様は何もしなかったわね」



「そう………」



「そんなことをけがらわしいなんて都合がいいと思わない」



本当に吐き気がする
こんな茶番を信じていたなんて………



なぜ神様は何も悪くないのに私をそこまで
それにこんなことをしているこの人たちを
なんともしないの………こんなの間違ってる



当たり前だ神なんてまやかしで実際は偽神だったのだから
悪人に優しくて当たり前だったのだから………



ああそうか………神は偽神なんだもの
嘘を言って本当のことを知られるのを隠したかったんだ



「ああそうだよ………だから………だから……そんな神様の言うことなんて信じないで
気持ちいいこと一杯やって………偽善者を苦しめてやればいいんだ
何でこんなことも分からなかったんだろう」



心の中に響いてくる声を受け入れる
受け入れた途端もっと気持ちよくなって快楽を受け取り腰を振る
だけど………



「ああ………もっともっと………欲しい……欲しいよぅ
こんなのじゃあ足りない」



ああ、気持ちいいなあ……何でもっと受け入れなかったんだろう
あの密談を聞いていたから………




いや違うもっと………



そう考えると私にある脳裏がよぎった
そう言えばあの時から……何か変だった



「変じゃない……そうよへんじゃないのよ今までの私が変だったのよ」



あれはきっかけにすぎなかったというだけのこと
ただ背中を押されただけ、闇を受け入れるきっかけ……


いい子ぶって……ただ気持ちいいのをごまかして蓋をしてただけの哀れな私
ただあれはきっかけこれが私………



なにをいい子ぶってたのかしら………
あんなクズ達……ホントに八つ裂きにしてやりたい
偽神なくせによくもあんなこと要求して



ああ、なんか熱い
あの感覚を味わいたい………もっともっと……
私は知らず知らずのうちに胸をさらけ出して行為に耽っていた


もはや神様を偽神と捉えた私は
気持ちよくしてくれることこそが神様と信じて疑わなくなる





「神なんてそんなもの居なかったんだ………」



神様の教えは絶対出ない
私は他に何かないかと思い
あの本の続き………闇の本についてさらに詳しく読むことを決めた



私はうっとりしながら………



「闇は素晴らしい闇は包んでくれる………闇こそこの世を正しく統治できる力………」



さらに神という偽神にそう反した闇に身を委ねるために
私は身を寄せ行為に勤しむ


「ふふ………適合し始めただけでこれなんて………これは掘り出し物だったわね
これからのことを思うと楽しみね」





ひとしきり楽しんだ後そこには甘い水滴がにじみ出ていた




















管理者にだけ表示を許可する
http://dagar.blog75.fc2.com/tb.php/11-dceb2055
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
// ホーム //
FC2ブログ
Powered By FC2ブログ. copyright © 2012 暇人趣味の小説 all rights reserved.
プロフィール

Author:AYA
FC2ブログへようこそ!
※相互リンク受付中

FC2カウンター

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索

RSSフィード
リンク
Powered By FC2ブログ