民主党の福田衣里子前衆院議員が離党・転出した長崎2区に、長崎県雲仙市長の奥村慎太郎氏(58)が24日、無所属で立候補すると表明した。奥村氏は前回2009年の衆院選で民主新顔だった福田氏に敗れた自民党の久間章生元防衛相(71)の元秘書。奥村氏は自身の後援会の会合で「全力を挙げる。ご助力をお願いします」と述べた。26日に記者会見するとしている。
自民県連は県議の加藤寛治氏(66)の擁立を決めており、保守分裂選挙となる可能性が高まった。民主は福田氏に代えて引退予定だった県連代表の川越孝洋前衆院議員(69)の擁立を決めている。