■家族固有の財産がある
時代が進歩して、何もかも便利になっている昨今ですが、こういう時代だからこそ、いつまでも大切にしたいものがあります。おふくろの味、礼儀作法、伝統行事の作法、冠婚葬祭の知識など、昔から受け継がれてきた暮らしの知恵や生活文化です。二世帯で暮らしていると、このような家の伝統、習慣、生活の知恵といった個別の家族ならではの財産を、家事や遊び、会話などの日常的なふれあいを通して、親の世代から子や孫の世代に伝えられます。また逆に、親世代は現代的な感覚や流行などを子世代から学ぶこともできます。 親子二世帯が孤立した生活を営みながら、折にふれ交流をはかることで、“我が家の伝統”を次の世代に引き継いでいけます。