SAOを読み解くキーワード


用語集
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アンリミテッドオンライン

SAOアンチスレに何者かがリンクを張っていたポルノ漫画。
絵もストーリーも稚拙だが、主人公の名前が「キリト」であることなど、その設定や展開にはSAOを彷彿とさせるものがいくつもある。
著者である「林マリオ」氏には先見の明があったといえるだろう。
なおこの漫画のキリトは現実から逃げてゲーム廃人になったことを自覚しており、その点でSAOのキリトさんより好感が持てるというアンチスレ住人もいた。
+  あらすじ

いろはす

アニメ#15に登場したペットボトル飲料の俗称。実在のミネラルウォーターを元ネタにしたデザインや名前(「いおあす」?)からこう呼ばれる。
劇中では空になったボトルを握り潰した和人が得意顔を見せるが、いろはすのボトルはペットボトルの中でも特にやわらかく、潰すのにほとんど握力を必要としない。
空ボトルを握り潰すくだりはアニメオリジナルであるため、アニメ版スタッフによる皮肉なのではないかとの推測もある。

NPC>>>>人間(ただし美少女は除く)

キリトさんの価値観。NPCは守ろうとするのに、人間は(命がかかっているのにも関わらず)見殺しにすることから。

エンターテイメントとしての格が違う

記念すべきアンチスレ1スレ目のスレタイに選ばれた、プロデューサーの言葉。
放映開始後、この言葉の通り、原作者・川原礫とその信者によって、
文字通り別格のエンターティメントがアンチスレ上で展開されることとなった。

オンナァ……

キリトさんの行動原理を一言で表すならこうなる。
サチが死んだら残りの黒猫団などどうでも良く、
そのサチのための蘇生アイテムを手に入れるためにクライン達を皆殺しにすることを考え(原作)、
シリカ、リズベットと次々に女をひっかけた挙句に、
正妻()であるアスナさんと結婚したら攻略を捨てて新婚生活()を始め、AIであるユイを娘()にする。
SAO終結後もリーファ(ALO)、シノン(GGO)、アリス(UW)と、
行く先々のMMOで現地嫁を作り続けるキリトさんのオンナァ……はとどまるところを知らない。

援護射撃(フレンドリー・ファイア)

矛盾する設定の辻褄合わせに苦心する信者を、原作者が背後から更なる解説で撃ちぬくこと。
新居()の購入で資金を使い切ってしまったはずのキリトさんが、そのデータをコンバートしたALOで大金を持っていた件について、
作者自らツイッターで3択問題を披露したところなどが記憶に新しい。

カーディナルシステム

SAO作品中に登場するVRMMOを管理するシステム。ゲームバランスの調整やバグの排除、チーターの検出をリアルタイムで行っているらしい。
しかし作中描写からみるとゲームバランスはおろかシステム自体が滅茶苦茶。
ALOにおいてはチーターであるキリトさんを全く排除しないなど、ちゃんと仕事をしている様子がない。
この疑問に答えるように、原作ではアニメ化範囲以降のエピソードにおいてカーディナルシステムの化身を美少女として登場させ、キリトに惚れさせるらしい。
すべてがキリトにとって有利に進んでいたのは、そのことをあえて逆手に取った、壮大な伏線()だったのだ。
もしかして:えこひいき

KKA

正式名称≪キリトに片思い同盟≫。
シノン、リズ、リーファ、シリカの四人が、キリトとアスナを見守る同盟。抜け駆け厳禁。
現時点では、同人誌『ソードアート・オンライン マテリアル・エディション』にのみ登場。
同人誌といっても非公式な二次創作物ではなく、九里史生=川原礫本人の作であるため槍玉に挙がった。

現実世界の理屈だけで成立する異世界冒険譚

原作者のネトゲもの小説に対する理解。
作中に登場するゲームのルールやシステム、世界観を厳密に設定しないことに対する言い訳として持ち出してきた語句である。
そういった設定を厳密にしてしまうとキャラクターの活躍する余地がなくなってしまうかららしい。
しかし、実際の作品を見てみると現実の理屈が通用していないように見える描写が散見される。
創作部分を現実と照らし合わせ、説得力のあるものとして成立させる作業を面倒がってネトゲものにしているだけではないかという声もある。

剣道

反応速度と逆に、川原作品世界のヒエラルキーでは最底辺に位置する存在。
キリトさんにとって剣道とはSAOの2年間の経験で全国レベルの妹と対等に渡り合えるようになる程度のものであり、
その妹の直葉も、原作では小学生の時に剣道部の上級生からいじめを受けていたという設定がある。
同作者の『アクセル・ワールド』『アクセル・ワールド外伝』でも、剣道部員は悪役ややられ役である。
剣道とはそれほどまでに人間の心の闇と深く関わっているというのであろうか。

ゴキリト

キリトさんの蔑称。
黒くてスピード重視でうっとうしい点がまさにG。
ALO編ではさらに黒い羽根が生えた。

SAO星

アンチスレにおいて示唆されているSAO現実世界の舞台。ネトゲ星とも。
この星においてはキリトさんとネトゲが至上の存在であり、住人の思考に到るまであらゆるものがカワハラディナルシステムに管理されている。
そのため4000人もの犠牲者を出したVRMMOに法規制などは一切行わなれなかったどころか、
SAO事件が進行中であるにもかかわらず、同じシステムのALOを楽しんでいたりする狂気の惑星と化している。
登場人物たちの言動も地球人とは思えないほど常軌を逸している。特にネトゲ内で行うロールプレイは誰もが真剣にキャラクターになりきってしまうほど。

最低系

Web上で読める小説の大半を占めるといわれるジャンル。
大まかには、作者の願望を満たすことに特化し、作者と似たような人間以外の読者を想定していない作品のことを指す。
具体的には以下のようなパターンを含むものが多い。
  • 主人公は初期設定段階で最強の戦闘力や特殊能力を持つ。あるいは作中の初期段階で力を与えられる。
  • 主人公の精神的傾向として自己陶酔や被害者的心情が強い場合が多い。
    • または、逆境にも耐えられる強い精神力を持つとされることも。
  • 主人公に対する作者の自己投影感が強く、また、周囲の登場人物の反応やストーリー展開も、主人公を承認するバイアスが強い。
    • 主人公を否認する登場人物や組織は展開上不利になり、あるいは破滅する。
  • 男性主人公に複数の女性が恋愛感情や思慕の念を抱く、あるいは同性のキャラクターから信頼関係を得やすいなど、ハーレム的傾向が強い。
そしてSAOは元Web小説であり、上記のパターンを踏襲しているように見受けられる。言いたいことは解るだろうか?
SAOと同じような経緯を辿って商業化し、同じように槍玉に挙げられるものに「魔法科高校の劣等生」があり、既にアニメ化が決定している。
言いたいことは解るだろうか?

小説は計算だけでは絶対書けない

デビュー当初、原作者・川原礫がインタビューで発した言葉。
他の場でも、原作者はプロットや設定を組まずに書き始めると広言しているため、嘘は言っていないと思われる。
計算だけで書かなかった結果がどうなっているのかは、当wikiにてその目で確かめてほしい。

所有欲よ

「圏内事件」において、妻グリセルダに対する嫉妬から彼女を殺すという凶行に及んだグリムロックを非難した際のアスナさんの台詞。
その後、アスナさんはキリトさんが死んだら自殺すると言ってはばからない、重い女になった。

人生ソロプレイヤー

原作者・川原礫の自称。
その人生哲学はSAOにも色濃く反映されている。

ズコーさん

ALO編ラスボス、須郷伸之のこと。
屑人間であるキリトさんをヒーローにするため、原作者である川原礫によってゲスな悪役として徹底的に貶められており、
自身の悪事をぺらぺら喋らされたり、美学でファンタジー世界のアスナ監禁部屋の鍵をキーパッド方式にさせられたりした。
声優が子安武人だが、子安と呼ばれることはあまりない。
須藤さんと、名前を間違えられることもある。

ズド……

漫画版SAOのSAO編終盤で、キリトさんがヒースクリフに刺されるシーンのコマに描かれた擬音。
このコマの構図がいろいろとありえないことになっており、シュールすぎると一時期ネタになった。

星王()

原作Web版の最後にキリトさんが就くジョブ。詳細はやる夫まとめAAを参照。
仮想世界の王となったキリトさんの治世がどんなものかは、原作者のHPにあるSSで確認できる。
本作の舞台がSAO星であることを裏付ける証拠のひとつである。
キリトさんは星の王となるべき人物なのだから、SAO星のすべてを統治できるのは当たり前なのかもしれない。

太鼓の達人

アニメ版におけるキリトの二刀流描写のこと。盾や防御をかわしたり崩したりせず、ひたすら真正面から殴り続ける様子を表現したもの。
その様はまさに達人芸であり、視聴者の脳内に「50コンボだドン!」の声を響かせたという。
コラ職人によって実際に筐体を合成した画像も作られた。
画像持ってたけど消えちゃったので貼ってくださいお願いします。

戦いは一時間にも及んだ

原作における75層ボス「スカルリーパー」との戦闘描写。
多数の犠牲者を出した激戦の詳細をこの11文字で説明しきった原作者の筆力には感嘆させられる。
この壮絶な戦闘描写はアニメ版においても忠実に再現された。

デスゲーム

本アニメの製作サイドが宣伝に使用した煽り文句。
しかし予告で使われたディアベルさんの特徴的な台詞は本編では削除された上、
3話以降は攻略など忘れてノンビリゲームを楽しんでいるという有様であった。
ALO編はもうデスゲームでないばかりか、キリトさんがそれを理由に
「ぬるすぎる」と一般プレイヤー相手に無双しだす始末なので、詐欺もいいところである。
この詐欺は多数の被害者を出したが、SAOと違い、ログアウト可能だったのが幸いである。
ログアウトできなかった信者と、ログアウトしなかった一部の愛好家はその後もアンチスレ攻略を続け、
11月2日、ついにキリトさんさえ到達しなかった76層目に到達した。
現在も攻略は続いており、100層到達は時間の問題と思われる。

トンキー

ALO編の、原作小説にはあるがアニメ版ではカットされた問題エピソードのこと。
内容を簡潔に説明すると、
『モンスターに同情したキリトさんがそれを狩ろうとしたパーティーをPKするという暴挙に及ぶも、
なぜかそれが結局キリトさんマンセーになってしまう』というもの。
さすがの信者も「アニメ化されていたらアンチに燃料を撒くだけ」と発言するほどの問題エピソードである。
+  話の概要

反応速度(はんのうそくど)

川原世界観においてすべてを序列付ける謎のパラメータ。
反応速度が高ければネトゲでは唯一無二のスキルを与えられ、現実でも無双でき、女の子にもモテる。
キリトさんの反応速度は作中最高レベルであり、特に脊髄神経と海綿体の反応速度は人類最速であると推測される。
なお、現実のプロゲーマーや格闘技の達人はすべてのパターンを記憶することで無意識レベルで相手の動きを先読みして技をかけている。
見てから反応していたのでは人間の神経の構造上、間に合わない。
格闘ゲーム界隈で言われる「小足見てから昇竜余裕でした」というのは読みの正確さをネタにしたものであり、
本人が「無理」と否定している。
ちなみに反応速度はVRMMOのダイブ時間と関係があるらしい。キリトさんは運よくβテストに参加できたので、一番反応速度が高かったのだ。
知力も運動神経もコミュ能力もない信者達を納得させるために作者が頭をひねった様子が垣間見える。

ビーター(びーたー)

アニメ第2話でキリトさんにつけられた蔑称。
「βテスター」と「チーター」の合成語で、
βテストの情報を独占して他のプレイヤーより優位に立とうとしたことを非難する意味合いがあるらしい。
情報の占有をチート扱いする意味は不明であるが、嫉妬()という線が濃厚である。
ちなみにβテストにおいて何層まで到達に成功したのかは、
本編、アニメ、短編集、SAOPのすべてで記述が食い違っているが、10層を超えたことはない。
なおALO編では、キリトさんはナーヴギアに保存されていたSAO時代のデータを無理やりコンバート。
ステータスやレアアイテム、ゲーム内通貨を不正に入手し、正真正銘のチーターとなった。

不思議と腹は立たなかった(ふしぎとはらはたたなかった)

原作のSAO事件終結時、自分のエゴによって4000人もの犠牲者を出した茅場晶彦に対するキリトさんの所感。
腹が立たなかった理由は、キリトさん自身がSAO内で無双・嫁ゲットできたからだと思われる。
アンチスレ内でもたまに使われるが、筆者には呆れたような表情の書き手の顔が浮かぶ。

勇者スキル(ぶれいばりーすきる)

信者が持つとされる隠しスキル。その存在は数値にあらわれないため、アンチスレ住人が確認することは不可能である。
しかしアンチスレに特攻する信者達は独特のオーラを放っており、このスキルを持つ可能性が高い。
元ネタはアンリミテッドオンライン(本ページの項目参照)。

ロールプレイ(ろーるぷれい)

役割演技。この場合、プレイヤーがゲーム内で使用しているキャラクターのように思考し、ふるまうこと。
本作は登場人物の大部分がこの技術に長けており、
プレイヤーキャラクターからプレイヤーの気配が感じられることはごく稀である。また、
  • 他プレイヤーのリアルについて詮索しない
という基本はもとより、
  • 重要なゲーム内案件について、ゲーム外の通信手段をほとんど使用しない(それが可能な状況であっても)
  • 他プレイヤーの目がない場所でも言動を崩さない
  • 大型アップデートについて、ゲーム内ではおおっぴらには話題にしない
  • ログアウト不能のデスゲームであってもロールプレイを行い続ける
など、その徹底ぶりにはすばらしいものがある。
完全な異世界の創造を望んでいたと思しき茅場晶彦だが、
こと住人に関する限り、彼の計画は最初から成功が約束されていたと言うことすら可能ではないだろうか。

ワナビ(わなび)

信者が特攻する際によく持ち出してくる言葉。
曰く、「アンチはワナビで、川原礫に嫉妬している」らしい。
ワナビという言葉自体はネットで作家志望者に対する蔑称として使われていることは確かなようだが、
アニメ界隈の板で使われることは稀で、ほとんど聞かない単語である。
現に、SAOのアンチスレで初めてその言葉を聞いたというスレ住人も少なくなかった。
アンチスレ住人が聞いたこともないような言葉が機能すると思っているということは……
ちなみに、人は自分が言われて嫌だと思ったこと、言われると不快になることを、
相手を罵倒する際に言ってしまうことが多いらしい。




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