タイトル 『ORURO』より、仮面の使者ティオ
公開日 2006/3/18
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2005年暮れに私がウルトラジャンプの漫画賞にて
編集長特別奨励賞を頂いた『ORURO』です。

その『ORURO』が今回ウルトラジャンプ4月号にて
掲載になりましたので、その記念に描きました。
載るかどうかわからなかったマンガなので
掲載されてとても嬉しく思い、そして尊敬する漫画家が沢山
活動している同じ雑誌に自分の名前が並べられたのは
とても光栄に思います。



誌面を読んで、ここに来られたヒトも多いと思うので
『ORURO』という作品を少しだけ解説いたします。

まず読んでもらったヒトに殆ど最初に聞かれるのは
「このオルーロってタイトルどういう意味なの?」
という問いですw確かに本編では全く語られてません(^^;

オルーロというのは地名です。
南米にあるボリビア共和国、そにある町の名前、
そこは年に一回「オルーロのカーニバル」というお祭りがあります。
これは無形文化財として世界遺産にも指定されており
世界3大カーニバルの一つです。

そのお祭りはキリスト教の祝祭でありながら
悪魔を祭る唯一のお祭りです。
祭りは家畜のリャマの心臓を井戸の底に投げ入れ、
そして人々は仮面を被り、ティオという悪魔となり踊りまわります。


この『ORURO』という漫画はここからタイトルを頂きました。
仮面の使者が現れる物語はソレより先に考えていたのですが
このオルーロのカーニバルを知って
「これはかなり通じるものがあるな」と
かなり設定を参考にさせて頂きました。
趣味で『世界遺産』を観てただけですが、良かったな、とw



漫画の内容に関しては、あまり深くは解説いたしません。
色々と謎の残る終わり方の漫画ですが逆にそれがウリなのでw
読んで頂いたアナタが何かを感じていただけたら幸いです。