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減反政策をする理由ってなんですか?
減反政策をする理由ってなんですか?
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- 質問日時:
- 2011/1/4 13:24:20
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- 解決日時:
- 2011/1/19 11:02:49
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- 回答数:
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ベストアンサーに選ばれた回答
ohboteさん
減反が始まった昭和40年代中盤と現在とでは、米の流通制度も大きく変わっているので、減反の目的も変わってきています。
減反開始前は、米は専売品で、生産された全量を国が買い上げ、販売免許業者(米屋)を通じて、全国一律の価格で消費者に売り渡していました。
緊急措置として減反がはじめて実施されることになった昭和44年に自主流通米制度ができ、国が買い上げをせず、市場原理で価格の決まる米が誕生しました。
そして、平成16年には米の計画流通制度が廃止され、備蓄米(目標在庫量100万トン)の入れ替えのため、在庫の古米を売り渡して、その分だけ新米を買い入れるという数十万トン規模の買い入れを除き、国による米の買い上げは原則として廃止されました。
減反が始まった当初は、在庫調整だけが目的だったので、単なる休耕にも補償金が支払われていましたが、これについては国民からの強い批判があったことから、昭和49年の制度改正で単なる休耕に対する補償金は打ち切られました。
http://www.syokuryo.maff.go.jp/notice/data/zentai/seisan15.pdf
農林水産省「生産調整の現状と課題」 5ページ目の表
「・休耕に対しても助成(48年度まで)」
http://1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/kumasyu_seinenbu02/comment/2009...
「最初の対策である「稲作転換対策」(昭和46~同50年度)は、水田の休耕と転作の二本建てで進められたが、石油危機等による経済混乱が起こると、食料の安易な海外依存ではなく自給の向上が重要との認識から、休耕奨励補助金が打ち切られ(48年度)、転作中心の内容に切り替えられた。」
米だけを偏重して保護してきた結果、米の生産量は戦前よりも大幅に増加した一方で、米以外の作物の生産量は低下していたことから、米以外の作物への栽培転換を進めるということが、減反政策の目的に加わったのです。
現在では、過剰生産で売れ残りが出ても、国は必要量以上の買い上げをしないので、不良在庫を抱えて苦しむことになるのは、政府ではなく農家や農協です。
ですから、現在の減反の割り当ては、国ではなく農協が主導して行うということになっています。
とはいえ、実際に不良在庫が大量発生すれば「国が買い上げろ」と騒ぎ出すのは目に見えていますので、国による尻拭いを当てにした無責任な増産を防止するためには、国も関与せざるを得ないわけですけどね。
- 回答日時:2011/1/8 10:04:16
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mshinodaさん
日本には食料管理制度があり、以前は食糧管理法、現在は主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律に基づき
米は政府が買い上げる制度になっている。
米は供給過剰で、さらに買い上げ価格が販売価格を上回っている。
よって、減反政策により米の生産量を減らそうとしている。
- 回答日時:2011/1/4 13:34:22
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