津山藩庭園・聚楽園散策:吉備津彦さんの旅行ブログ
聚楽園を散策、結婚式のカップルが着物で記念撮影していました。
衆楽園は、津山藩2代藩主・森長継が明暦年間(1655から1658)に京都から作庭師を招いて造営した近世池泉廻遊式の大名庭園です。
元禄11年(1698)に松平家が藩主となって以後幕末までは、家臣や他藩・他家からの使者を謁見するための「御対面所」、または藩主の私的な別邸として使われ、明治3年(1870)に「衆楽園」と命名、一般公開されました。
この庭園は京都の仙洞御所によく似ており、島の配置や水面に映る島影の美しさ、四季折々の樹木の枝ぶりにも、洗練された美を感じることができます。
庭園内の古い建物群は現存せず、それらを再現した建物(余芳閣・迎賓館・風月軒ほか)が建っています。
庭園の大半を占める池。
春の桜、夏の睡蓮、秋の紅葉、冬の雪景色。
季節ごとに調和の取れた美しさで、市街地の中にありながら園外の喧騒とは離れた幽玄な世界を醸し出しています。
衆楽園には年間17万人の観光客が訪れていますが、子ども連れの家族が池の鯉にえさをやる姿や写真愛好家がシャッターを押す姿が見られるなど、市民にとっても憩いの場となっています。
平成14年9月には「旧津山藩別邸庭園(衆楽園)」として国の名勝に指定。
大名庭園としての国の指定は、岡山市の後楽園に次いで岡山県下で2例目です。
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