名古屋の味 コーミソース 編
ソースといえば、コーミソースである。そしてカゴメソースである。名古屋でソースといえば、このどちらかである。相当品揃えのいいスーパーに行っても、ブルドッグソースやイカリソース、さらに言えばオリバーどろソースまで、よっぽど探さないと見つけられない。(ちなみに、うちの近くのバローというスーパーには、オリバーどろソース、イカリソースは置いてありました)逆に、名古屋資本であるカゴメは優等生で全国に顔が利くようになっちゃっているが、コーミソースは、名古屋に根付いている。
このコーミソースのCMが名古屋人の脳裏に染み付く。
「値段は高いが、いーいお味です」
これが、「お得」を身上とする名古屋人にどれだけアピールしただろう?ソースなんかスーパーの特売で十分だなもと思ってはいるものの、あんな宣伝をされた日にゃ、気になって気になってしょうがない。ぜったいカゴメなんかより旨いんだ、いつかカゴメから脱却し、コーミソースをかけて喰うぜ!と思わせるのに十分なCMでした。あの宣伝をするにはむちゃくちゃ勇気が要ったと思います。でも、そのおかげでコーミソースが認知され、コーミソースをかけると、心なしかおいしく感じられるのです。(でも、最近はカゴメ とちゃっかり価格競争をしており、コーミソースの方が安いことが多くなっていますけど)
コーミソース コーミデラックスこいくちソース1000ml 希望小売価格561円(うち消費税26円) 実売価格398円(税込) |
カゴメソース カゴメ醸熟ソースこいくち500ml (中京地区限定発売品) 希望小売価格341円(うち消費税16円) 実売価格198円(税込) |
ソースも、基本調味料のひとつ。名古屋人は、赤味噌、たまりと濃厚で旨みのある調味料を好む傾向にあります。当然、その嗜好はウスターソースといえども採用しなくてはなりません。ごめん、あたしゃ、ブルドッグソースもイカリソースもオリバーどろソースも意識して喰ったことがないので比較はできません。前に、諏訪あたりのスーパーでカゴメソースを探したがなくて、泣く泣く知らんメーカーである(おそらく地方弱小メーカーだと思った)ブルドックソース中濃を買いました。でも、あたしゃ、コーミソースを応援しちゃうぞ。カゴメはほかっといてもがんばれるからな。