ハム阿井ヘッド招へいは“大谷対策”
2012年11月25日 11時00分
日本ハムが来季のヘッドコーチとして元ヤクルト、ロッテ投手で埼玉・川越東高野球部監督を務める阿井英二郎氏(48)に就任要請を行っていることを明らかにした。栗山監督とはヤクルトで5年間ともにプレー。現役引退後は、99年にアマチュア資格を得てつくば秀栄高の監督に就任、05年から川越東の監督を務める異色の経歴の持ち主だ。固定観念にとらわれない日本ハムの革新性を象徴する人事だが、そこには当然意味がある。
近年、球団は「質を落とさずに育成のスピードアップを図る」(山田GM)を重点課題とし取り組んでいる。今季ブレークした陽は高卒7年目、中田は同5年目、吉川は同6年目。この育成期間をいかに短縮し費用対効果を上げるかに知恵が絞られてきた。
今回の人事を見る限りその一つの実験が現役高校監督の招へいということ。育成に時間のかかる高卒新人にとって高校野球現場の実情を知り、選手の内面にも目を向けられる指導者がプロの現場にいてくれれば心強いことだろう。
当然、この人事はドラフト1位指名した花巻東・大谷翔平投手(18)獲得とも連動しており、本人の強いメジャー志向を翻意させる格好のアピール材料となってくる。
26日に本人同席の交渉に直接出馬する栗山監督は「18歳の真っすぐな心に自分の思いが伝わるかどうか分からない。ただこれは自分の野球人としての大きな使命」と決意を語った。大谷の心が動き出す状況は整ったか。
浅井がバンクレコードタイで地元記念初V!
松阪競輪開設62周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」(17日開幕)。東スポWeb特設ページで選手インタビュー&記者予想をお届けします。※スマートフォンからアクセスする場合はPC版ページをご覧ください
松阪競輪開設62周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」(17日開幕)。東スポWeb特設ページで選手インタビュー&記者予想をお届けします。※スマートフォンからアクセスする場合はPC版ページをご覧ください