河村たかし名古屋市長(64)と亀井静香元国民新党代表(76)が22日、都内で会見を開き、新党「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(略称=脱原発)」の結成を表明した。山田正彦元農相(70)と河村氏が共同代表、亀井氏が幹事長を務める。現在は10人を超える党員を抱え、時々刻々と参加希望者が増えているという。
政策を書き並べた「どえりゃあ長い」(河村氏)党名は仮称で、今後もう少し短くなる予定。
「税金」「TPP」「原発への姿勢」の政策面で一致した者が集まったわけだが、一方で「どこにも所属できなかった者同士が身を寄り添った」(永田町関係者)という見方もある。
一時は橋下徹大阪市長(43)の「日本維新の会」や石原慎太郎氏(80)らとの合流も考えていた河村氏らだが、結局ご破算に。近づく衆院選に向けて「政策を同じくするなら、どこの党に所属している人でもどことでも合流する」(山田氏)姿勢を取るしかなく、今後は小沢一郎代表(70)の「国民の生活が第一」とも歩み寄っていく方針だ。
現況では新たな第三極になることを目指す“あぶれ者の集団”だが、その分、意気込みだけはすさまじい。亀井氏は「この老いぼれが全力を挙げて頑張っていこう!」と気勢を上げ、さらに「マスコミも批判してるだけじゃダメだ!」と“支援”を求めた。
最終的に何人の候補者を立てられるのか。河村氏は「100人は立てたい」とブチ上げると、亀井氏がその言葉を引き継いで「男性を女性にすること以外は、何でもできる!」と豪語。励まされた河村氏も苦笑いを浮かべるしかない。
河村氏は、市長を辞め立候補するのか、しないのかが注目されているが「よう考えとりまっせ。フランスなんかは(市長と国会議員を)兼業できる」と語るにとどめた。
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