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◆フィギュアスケートGPシリーズ第6戦 NHK杯第2日(24日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ) 女子フリーを行い、ショートプログラム(SP)首位の浅田真央(22)=中京大=がわずか0・05点差で日本人最多のGP10勝目を挙げ、GPシリーズ上位6人で争うファイナル(12月6~9日、ソチ)出場を決めた。ジャンプのミスを連発し、今季自己最高とはいえ合計185・27点。フリー1位を2位の鈴木明子(27)=邦和スポーツランド=に譲った。男子はSP首位の羽生結弦(17)=東北高=が自己最高の合計261・03点で初優勝。日本勢は2位の高橋大輔(26)=関大大学院=らとともに最多の4人がファイナルに進んだ。
演技を終えると、真央はさえない顔でうつむいた。得点が出て4季ぶり3度目のNHK杯制覇が決まっても「ぽか~んとしてしまった」。中国杯に続くGP2連勝で4季ぶり5度目のファイナル切符を手にしたが、鈴木との差は9・35点から0・05点に縮まっていた。冷や汗優勝に「出来が悪くてガックリした。練習してきたことが出せなかったことが悔しい」と沈んだ声を絞り出した。
ノーミスで今季世界最高の67・95点を出したSPから一変。7種類中4種類のジャンプでミスした。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を抜いて冒頭に入れた3回転ループは2回転になり、課題の3回転ルッツと3回転サルコーも失敗。最後の3回転フリップ―2回転ループは2回転フリップの単発に終わった。「冷静に落ち着いてという気持ちが強すぎた。勢いが足りなくて足に力が入らなかった」と悔やんだ。「白鳥の湖」を演じた表現力の得点で鈴木を上回って逃げ切ったが、「(表現力も)ジャンプと一緒にならなければ意味がない」と唇をかんだ。
3年前から指導する佐藤信夫コーチは「感覚的に分かっていても、自分が自分に裏切られることがある」と代弁した。真央は佐藤コーチと1回転からジャンプを修正し、今季は跳ぶ前に右手が上がる癖も克服。余計な動作が減って失敗は減ったが、佐藤コーチは「ちょっとしたことが心理的負担になる。まだ道半ばなので、繰り返しの練習が必要」と強調した。
失望している暇はない。ファイナルと同時期に“宿敵”が戻ってくる。昨季休養したバンクーバー五輪女王の金妍兒(22)=韓国=が12月5~9日に国際大会のNRW杯(ドイツ)で2季ぶりに復帰。五輪に向け再び日本勢の壁になる可能性が高い。日本連盟の伊東秀仁フィギュア強化委員長は「どこまで仕上がっているのか分からないが注目したい」と警戒した。
ソチ五輪まであと1年3か月。真央は「ソチまで5合目くらいで、半分くらい来ている。悔しさを忘れずに練習したい」と表情を引き締めた。ファイナル期間中の12月9日は母・匡子さん(享年48歳)の一周忌。ソチ五輪金を願った母の存在を感じながら決戦の地に乗り込む。
(2012年11月25日06時05分 スポーツ報知)
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