’12裁判員:2少女ひき逃げ・懲役17年(その2止) 「目撃証言に信用性」−−判決要旨 /長野
毎日新聞 2012年10月20日 地方版
大事故を起こし、パニック状態で、徳竹さんの悲鳴やアクセルの抵抗感などには気付かなかった。元少年は衝突した相手は1人だったと思っており、その人は後ろの方に飛ばされたという認識で車底部に人がいる可能性を考えられなかった
◇判決の内容
証言や証拠などから元少年は、徳竹さんの悲鳴に気付き、一度停止した後、再発進したと認定できる。元少年の動揺は想像できるが、衝突後、700メートル以上の距離を事故を起こすことなく運転している。悲鳴や運転に生じた異常を認識できないほどの心理状態ではなかったと言うべきだ
◆量刑
◇検察側の主張
懲役20年
◇弁護側の主張
自動車運転過失致死傷罪を適用の上、懲役5年
◇判決の内容
懲役17年