NHK埼玉県のニュース　さいたま放送局

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捜査書類廃棄で警察官を処分

女性に対する暴行事件の捜査にあたっていた警察官が、捜査の内容を記した報告書など４通を誤って廃棄したとして、埼玉県警察本部はこの警察官を戒告の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは、ことし９月まで県警察本部の刑事部捜査一課に勤務し、現在は春日部警察署の留置管理課に勤務している３６歳の警部補です。
警部補は、自分が捜査を担当していた女性に対する暴行事件の捜査の内容などを記した報告書２通と被害者が書いた上申書２通をことし４月から５月にかけて誤って裁断機にかけて廃棄したということです。
この事件は、現在も審理中で書類は裁判が終わってから１年間保管することになっていますが、警部補は保管の必要はないと考えていたということで、警察は、２２日、この警部補を戒告の懲戒処分にしました。
書類の写しが残っていたことなどから、裁判への影響はないということです。
また、検察によりますと、この警部補は公文書を不法に捨てた疑いで書類送検されましたが、起訴猶予となったということです。
埼玉県警察本部監察官室の北澤一浩・首席監察官は「県民の信頼を損ね、誠に遺憾です。業務の管理を徹底し再発防止を図ります」と話しています。

11月22日　16時15分

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