刑事告訴のテレビ報道①
テーマ:マスコミ報道刑事告訴の報道フォローです。
新聞だけではなく、テレビでも報道されています。
3月9日当日はNHKの関東圏ニュースで流れて、翌3月10日はテレビ朝日のスーパーモーニングという番組で放送されています。
スマイルサービスという業者の名前は出てきませんが、鳥越俊太郎氏のオヤジギャグが見れます。
前半です。
刑事告訴の報道フォローです。
新聞だけではなく、テレビでも報道されています。
3月9日当日はNHKの関東圏ニュースで流れて、翌3月10日はテレビ朝日のスーパーモーニングという番組で放送されています。
スマイルサービスという業者の名前は出てきませんが、鳥越俊太郎氏のオヤジギャグが見れます。
前半です。
第1次提訴者のうちの一人が、東京地検にスマイルの当時の代表取締役つまり高橋明子と犯行を実行した氏名不詳者を告訴したものです。
改めていうまでもないですが、刑事告訴だって一つの過程に過ぎません。
スマイルによって被害に遭った方のすべての被害が回復されなければならないし、違法行為を行ったすべての人間が苛烈な訴追に曝されなければなりません。
そのためにはもっと多くの方のスマイル事件への共感とスマイルへの怒りが拡がり、大きな賛同を得なければなりません。さらにはスマイルのような業者がはびこる要因を作り出している、住まいの貧困への取り組みが大きなうねりにならなければこの問題は解決には至りません。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
報道もいくつか出ているのでチェックしておきます。特に東京新聞さんは一面でした。ありがとうござます。
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家賃滞納でカギ交換、荷物処分 ゼロゼロ物件 告訴へ
敷金礼金ゼロを掲げた賃貸住宅「ゼロゼロ物件」を扱う業者から、家賃滞納を理由に、無断でカギを換えられたり荷物を撤去されたとして、東京都中野区の三十代の会社員男性が週明けにも不動産侵奪や住居侵入などの疑いで、新宿区の業者を東京地検に刑事告訴する方針を固めた。ゼロゼロ物件業者が告訴されるのは初。
男性の代理人弁護士によると、男性は「スマイルサービス」(新宿区)の賃貸物件に入居していた昨年一-六月、家賃の振り込みが一週間程度遅れ、同社従業員に自宅玄関のカギを無断で三回交換され、六月には室内に無断で入られて荷物を撤去、処分された。男性は当時の同社代表と氏名不詳の従業員を告訴する方針。
弁護士は「同社が組織的にカギ交換や荷物撤去をした疑いがある。荷物の撤去と処分が器物損壊に当たる疑いもある」としている。
同社をめぐっては、家賃滞納を理由にした違約金請求やカギの無断交換などのトラブルが相次ぎ、被害対策弁護団(団長・宇都宮健児弁護士)が結成された。昨年十月と十二月、計九人の居住者が同社を相手取り、計約三千四百万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴。十二月提訴分の初公判が九日にある。
スマイルサービスは「取材は一切お断り」としている。
国土交通省の調査で、家賃回収をめぐる追い出し行為などの相談は、二〇〇五年四月から昨年十二月の間に全国で百九十件寄せられた。
<ゼロゼロ物件> 敷金礼金がゼロの賃貸物件。非正規労働者や外国人が多く入居している。賃貸契約ではなく部屋のカギの利用契約という形をとり、家賃振り込みが遅れると居住者への違約金請求やカギの無断交換、荷物撤去を行う業者があり問題化した。入居時に連帯保証人を立てられない人が契約する家賃債務保証会社が、家賃滞納者を追い出す行為も問題化。国土交通省は保証会社が全国に約100社あるとみているが実数は不明。
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「ゼロゼロ物件」元入居者が告訴状…無断で鍵交換など
3月9日14時33分配信 読売新聞 リンク
キャッシュ
敷金・礼金なしでマンションやアパートを借りられる「ゼロゼロ物件」を巡り、家賃を約1週間滞納したことを理由に、部屋の鍵を勝手に換えられ、荷物も撤去されたとして、東京都内の男性(35)が9日、同物件を扱う業者について、不動産侵奪、住居侵入と窃盗の容疑で東京地検に告訴状を提出した。
この業者は「スマイルサービス」(東京都新宿区)。告訴状などによると、男性は2007年11月から、東京都中野区の同社のゼロゼロ物件を借りて住んでいたが、家賃を滞納したことを理由に08年6月までに計3回、無断で部屋の鍵を交換された。3回目には、衣類や布団、ゲーム機などの荷物も撤去されてしまったという。
告訴の対象は、同社の当時の代表取締役や氏名不詳の従業員。
同社を巡っては、強引な家賃回収が問題化し、男性ら9人が計約3400万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴している。
被害対策弁護団の宇都宮健児団長は記者会見で、「他にも同様の被害が報告されており、強く警鐘を鳴らすために、刑事責任を追及するべきだと考えた」と話した。同社は「コメントすることはない」としている。
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「ゼロゼロ物件」で告訴 「家賃滞納で荷物撤去は窃盗」
3月9日13時54分配信 産経新聞 リンク
キャッシュ
敷金・礼金なしでアパートなどに入居できる「ゼロゼロ物件」をめぐり、東京都内に住む男性会社員(35)が不動産会社「スマイルサービス」(東京都新宿区)の前代表取締役らに対する刑事告訴状を東京地検に提出した。
告訴状によると、同社は平成20年6月、家賃を滞納した男性が借りている賃貸物件の鍵を交換。男性が入室できないようにした上で、布団やゲーム機など男性の家財道具を持ち去った。荷物の一部を返還していないという。弁護団では「不動産侵奪や住居侵入、窃盗などの罪にあたるおそれがある」としている。
同社は「部屋のカギを利用する」という特殊な契約を結び、利用者の支払いが遅れると鍵を交換して違約金を払わせる制度を取っていた。
■同社の話
「一切コメントできない」
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「ゼロゼロ物件」で刑事告訴=「無断の鍵交換は違法」-東京
3月9日12時35分配信 時事通信 リンク
キャッシュ
敷金礼金が不要の「ゼロゼロ物件」を契約していた男性(35)が9日、無断で鍵を交換され強制的に自宅を追い出されたとして、不動産会社「スマイルサービス」(東京都新宿区)の前代表取締役らについて、刑法の不動産侵奪容疑などで東京地検に告訴状を提出した。
告訴状によると、男性は昨年5月に中野区のアパートの家賃を滞納したところ、1週間後に鍵を交換された上、家財道具を持ち出されたという。
男性側は鍵交換について「生活を根底から崩壊させる行為だ」と主張。社員が無断で入室し私物を撤去しており、住居侵入や窃盗の疑いもあるとしている。
ゼロゼロ物件をめぐっては、男性ら9人が同社に慰謝料など総額約3400万円を求めて東京地裁に集団提訴している。
同社側の話 係争中なので取材には応じられない。
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みなさんもお気づきかもしれませんが、3月4日あたりからスマイルのHP(www.smile-smile.co.jp )をクリックすると、勝手にハウスポートという業者のHPに転送されています。
それから、店頭に行ってみると、いったん真っ白になったはずの看板 が青と白のハウスポートという看板に代わっていました。
ただ、HPの内容をみてもこれまでのスマイルものとなんら変わりはなく、たんに社名の部分を変えただけです。
それから、店頭でも相変わらずテープレコーダーが自動再生でゼロゼロ物件の宣伝を繰り返しています。
つまり、スマイルが悪徳業者として有名になってしまったので、看板を代えてこれまでと同様ゼロゼロ物件の営業を続けようということのようです。
また、商業登記簿をとってみると、ハウスポートはスマイルサービスとは別の会社であり(つまり商号変更ではない)、平成10年に成立しています。代表取締役は白畑清英という人物です。平成10年に成立ということから、意外に古い会社であり、長く表に出していなかったことがわかります。
代表取締役である白畑清英は、関連会社であるバジリカの役員であったこともあり、また、同じく関連会社であるレンタルの役員であったこともあります。また、ハウスポートの役員であった人物の複数が、バジリカや協英といった関連会社の役員であったことがあります。その中には、実質的な経営者とみられる田中偉嗣(ひでじ)(元協英社長)も含まれます。
よって、単にHPが転送されるとか場所が同じであるというだけではなく、複数の役員も共通することからスマイルとハウスポートは深い関連のある会社であることは明白です。
それから、ここは重要ですが、スマイルとは異なり、ハウスポートは宅建業者(東京都知事(3)第76369号)です。
HPを見てもなんにも記載がなく、わからないようになっていますが、都庁の検索でもHITするので間違いないです。
つまり、都の不動産業課へ行っても、これまでのようにまともな対応をしてもらえないということにはおそらくならないでしょう。
相手がなぜこのようなことをするのかという意図についてですが、おそらく、ハウスポートという古くからある別看板の会社をダミーにもってきて、スマイルとは別の会社であるという建前でスマイルへの批判をかわそうということなのでしょう。
スマイル?そんな会社しりませんよ~とか、スマイルとは全然別の会社ですよ~みたいな。そうすれば人も集めやすいと。
もしそのようなことを本当に意図しているのだとしたら、まったく人をなめきったふざけた態度です。
そのことが意味するのは、消費者は馬鹿だから看板を代えれば自然と記憶も薄れ、事件も風化され、被害者も泣き寝入りしたままなにも言わないだろうという見下しと見くびりに基づく甘い予測です。それは、スマイルが施設付鍵利用契約などという意味の分からない契約で、貧困層を入居させ、貧困層なら法的知識も交渉力もなく社会問題化もすることはないだろうという見込みと見くびりの下、家賃を滞納するや勝手に鍵を交換し、生存確認出張料という人を馬鹿にした名目で違約金をとっていたその体質となんら変わる所はありません。しかも、あろうことか、スマイルはその後も施設付鍵利用契約は貧困層を助けるためのシステムを開発したのだと開き直り、なんら反省する態度も示していない。
そのような世の中をなめきったふざけた体質が、結果的にスマイルの破綻をもたらしているにも関わらず、そのことについてなんら真摯な反省も謝罪もないままに、看板だけ代えて営業を続けたところで、いずれは同様に破綻を招くのは目に見えています。
看板を代えたところで、ゼロゼロ物件を扱い、実際に働いている人間も変わっていません。持っている物件も同じであり、営業実態は実質的にハウスポートへ引き継がれているとみるべきです。
繰り返しますが、看板が代わったからといって、これまでのスマイルサービスの加害責任が回避されるわけでもなく、これまでやってきたことがうやむやになるわけでもありません。
私たちは、スマイルサービスの責任を引き続き徹底的に追及するとともに、ハウスポートの営業についても監視を続け、看板を代えただけでこれまでなにごともなかったかのように営業を続けることなど許されないことをはっきりとさせ、一刻も早い廃業に向けて取り組む所存です。
スマイルサービスは加害責任から逃避するな!
スマイルサービスは被害者に謝罪し、被害を補償しろ!
ハウスポートへの営業引き継ぎによるごまかしをゆるさないぞ!
ハウスポートはとっとと廃業しろ!
すでに1週間以上が経ちますが、スマイル裁判の第2回口頭弁論の模様を伝聞で書いておきます。
自分は行けなかったので。
傍聴席もそこそこ埋まるくらいの人が集まり、開廷。
原告であるスマイル弁護団が準備書面を陳述し、被告代理人の宮岡弁護士が「求釈明については検討したうえで答えられるものについては回答する」といった趣旨の発言をしたそうです。
後の弁護士会館での報告集会では、スマイル弁護団から裁判の説明と、全国追い出し屋対策会議の報告などがあったそうです。
次回口頭弁論は、
4月15日(水)10時15分から東京地裁631号法廷
です。
次回はなるべく行けるようにしたいです。
あと、12月17日に提訴した4名(第2次提訴)について、裁判所が10月8日の提訴分(第1次提訴)と併合を認めなかったため、同時に並行して2つの裁判が進むことになっています。
ということで、第2次提訴者の第1回口頭弁論は3月9日(月)10時15分から東京地方裁判所721号法廷になります。
裁判というのは長く、地味ですが、こちらも同様にご注目、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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