NHK北海道のニュース 札幌放送局
給与 1300万円余不適切
公立学校に勤務する一部の教職員が実際には勤務していない時間も給与を受け取っていた問題で、道教委・北海道教育委員会は1300万円余りが不適切に支払われていたとする調査結果をまとめました。
この問題は、公立の小中学校の一部の教職員が実際には仕事をしていないのに勤務中と申請して給与を受け取っていたことが会計検査院の調べで発覚したもので、道教委では、調査範囲を公立高校や定時制高校の教職員にまで広げて、平成18年度からの5年分を対象に出勤簿などを調査してきました。その結果、勤務中に組合活動をしていた教職員が27人、不適切な外勤や出張を行っていた人が164人、校外で行ったとする研修に実際には行っていなかった人が155人、お盆や正月などの勤務時間を不適切に申告していた人が463人いたことがわかり、このうちあわせて666人分の給与の一部1318万6000円が、国や道への返還対象になるということです。
道教委は、これらの教職員への処分を今年度中に決定するとともに、再発防止に努めたいとしています。
11月25日 08時06分