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【プロ野球】

巨人・藤村が荒木先輩と合同トレ 守備の極意学びます

2012年11月25日 紙面から

 巨人の藤村大介内野手(23)が来年1月、熊本工高の先輩でもある中日の荒木雅博内野手(35)と郷里の熊本で合同自主トレをすることになった。同じリーグのライバル球団の選手との自主トレの狙いは守備力向上。一皮も二皮もむけ、来季のレギュラーポジションをつかみ取る。

 きっかけはキャプテン阿部のひと言だった。藤村は、阿部が率いるグアム自主トレに参加してきた。今年も参加しようと電話を入れたところ、思わぬ答えが返ってきた。「おれと一緒にやっていても守備はうまくならないぞ。おまえの課題は守備だろ」。日本シリーズ第4戦では西村の何でもない送球をまさかの落球。痛恨のサヨナラ負けにつながった。今季の失策は3つだけだが、守備面での不安定さは自覚。「数字に表れないミスが多かった」と今季を反省。チームの大黒柱が指摘した通り、来季に向けて取り組まなければいけないのは守備だ。

 そこで高校の先輩、荒木に教えを請うことを思いついた。ゴールデングラブ賞6度受賞の名二塁手。スピードを武器とするプレースタイルも、自身と共通している。すかさず連絡をとると、荒木も「来るもの拒まずだから」と快諾してくれた。

 火の国で行われる自主トレには荒木のほか、平田、大島、中田亮ら中日勢がずらり。巨人選手ばかりのグアム合宿とは正反対の出稽古で、藤村が腕を磨く。 (臼杵秀之)

 

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