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【大リーグ】

来季の世界一はタイガース!? 米賭け情報サイトで1位倍率

2012年11月25日 紙面から

 来年のワールドシリーズ優勝はタイガースかも!? 米大手のスポーツ賭け情報サイト「ベガスインサイダー」はこのほど、来季ワールドシリーズ優勝予想の倍率(オッズ)を早くも発表。1位は今年のア・リーグを制したタイガースで9倍をつけた。エンゼルスからFAとなったトリー・ハンター外野手(35)の獲得に成功するなど強打線にさらに厚みが増したことなどが評価につながった。2位はナ・リーグ東区Vのナショナルズで9・5倍。次いで今季世界一となったジャイアンツ、黒田博樹投手(37)の残留が決まったヤンキースの順となった。

 やはりと言うべきか。来季のワールドシリーズ(WS)優勝予想で上位に食い込んだのは、今季のポストシーズンに進出を果たしたチームが多かった。

 1位はタイガースで9倍。今オフはFAのハンター外野手の獲得で戦力アップした上に、リーグ優勝決定シリーズでヤンキースに4連勝した実力が評価されたようだ。WSこそジャイアンツに4連敗したが、シリーズ前に5日間も空いたことが試合勘に影響したとの見方も多かった。

 また、絶対的エースのバーランダーと先発2枚看板のシャーザーに加え、攻撃陣も三冠王カブレラと大砲フィルダーら主力が来季も残留することから戦力的には申し分ない。現地メディアでは「選手一人一人の“兵力”の高さが勝利につながる」と指摘され、優勝候補の大本命に躍り出た。

 2位はナショナルズの9・5倍。今季は両リーグ最多の98勝を積み上げながら、カージナルスとの地区シリーズは2連勝から本拠地でまさかの3連敗。それでも、右肘手術明けのエース右腕ストラスバーグの起用を封印しての惜敗だったため、高評価につながったようだ。FAとなった大砲ラローシュの慰留に成功すれば、倍率的にはタイガースと並ぶ可能性もある。

 今季WSを制したジャイアンツは3位で11倍。強力先発陣が来季も同じ顔触れで、2連覇も夢ではない。リーグ優勝決定シリーズでタイガースに敗れたヤンキースが12倍で4位につけた。FAだった黒田の引き留めに成功したのが大きいようだ。

 一方、今年のポストシーズン進出組でトップ10から外れたのは、12位のアスレチックス、13位のカージナルス、15位のオリオールズ。3チームとも下馬評を覆しての躍進だったため、“フロック”だったという見方をされたようだ。

 もちろん、勝負に番狂わせは付きもの。果たして同サイトの予想は的中するか否か。

 

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